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第3回「Design Relay Talk2012」を開催しました

2012.07.23

  • 講演する石上氏 講演する石上氏
  • 学生の質問に答える石上氏 学生の質問に答える石上氏
  • フリートークでは積極的な質問が続きました フリートークでは積極的な質問が続きました

 7月14日、工学部建築学科と空間デザイン学科が企画し、大阪工業大学デザインリレートーク実行委員会が運営する第3回「Design Relay Talk2012」を大宮キャンパスで開催しました。現在世界で最も注目されている建築家のお一人である石上純也氏をゲストスピーカーに迎え、「デザインの価値とは」をテーマに講演いただき、学内外から約80人が参加しました。
 第1部ゲストトークでは、同氏が設計に取り組む上で重視している「プロポーション」や「風景」などの要素を、どのようにして一つひとつの作品に生かしているのかなど、設計に対する考え方についてお話しいただきました。またご自身がこれまで手掛けられた作品について、写真や手描きのスケッチを交えて、細部にいたるまで紹介していただきました。
 第2部フリートークでは、参加者が同氏を囲み、第1部で示された同氏のさまざまな作品について積極的な質問が続きました。「自然な状態とは人間の手が加えられていない状態のことを示すと思いますが、石上さんはどのような状態を自然な状態だと捉えていますか」との問いには、「自然な状態はある程度人間が干渉しないと実現できない状態だと考えています」と述べ、「自然な状態」に対する自身の考え方を説かれました。参加者たちは次々と示される手描きのスケッチや図面などを真剣に見入り、また同氏の発する一言一句を聞き逃すまいとメモを取りながら熱心に聞いていました。
 最後に「デザインの価値とは」という問いかけに対して、「ものを作るということをポジティブに理解して初めて生み出せるもの。それがデザインの価値だと考えています」とご自身の見解を述べられました。