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工学部建築学科が「卒業研究展示会2012」を開催しました

2013.02.22

  • 卒業設計の図面と模型展示 卒業設計の図面と模型展示
  • 卒業設計は20作品が展示されました 卒業設計は20作品が展示されました
  • 公開審査会では活発な議論が行われました 公開審査会では活発な議論が行われました

 2月15日~17日、工学部建築学科が中之島デザインミュージアムde sign de >(大阪市北区)で「卒業研究展示会2012」を開催しました。会場には、卒業設計の図面と模型、卒業論文のポスターなど、あわせて43点が展示されました。
 最終日の17日は株式会社SUEP代表取締役の末光弘和氏をゲスト審査員に迎え、卒業設計審査会が行われました。審査会が1次審査で9作品を選出し、学生がプレゼンテーションを行った結果を踏まえ、公開での審査、講評が行われ、最優秀賞2作品と佳作5作品が決まりました。
 最優秀賞に選ばれたのは西田吉伸君の「家だけが現実で、家だけが過去と未来に繋がっていた。」、本木克弥君の「THE ART CRANE for Artists, for Citizens, for London.」です。西田君の作品は、建築は記憶を繋留するとして、ある青年の育った家の日常、非日常を通じて「生きられた記憶」を形而上学的に表現したものです。本木君の作品は、英国ロンドンのかつて港として栄えた公園を敷地に芸術家が住まい、本来のアートを楽しむと同時に市民と作り上げていくギャラリーを提案しています。
 ゲスト審査員の末光氏からは「学生のみなさんには、“建築の力”で社会の価値観や街、コミュニティーの問題を解決するぐらいの意気込みで思い切った提案をして欲しい。完成度などを気にするのではなく“建築の力”を信じて自分が思う道を突っ走って欲しいです」とコメントがありました。
 また、岡山同学科長からは「社会の中ではさまざまな制約があり、自分の思いをストレートに伝えることが出来ないかもしれません。しかし、それにめげることなく今の気持ちを大切にして社会で活躍してください」とこれから社会へ羽ばたく学生へエールを送りました。
 16日には大阪工業大学建築会(同学科同窓会)が主催する講演会が大阪倶楽部(大阪市中央区)で開催され、株式会社浜野総合研究所代表取締役社長の浜野安宏氏が「街に棲んで、街を育てる」をテーマに講演を行いました。