伸びるゼミ生「知財検定2級合格率90%、弁理士試験短答合格」

知的財産学部 
教授 川原英昭

川原英昭
 目標管理にPlan-Do-Check-Action(PDCA)があるが、Check-Actionは命令~義務的に感じるため、私は「目標・努力・達成・歓喜」を座右の銘にしている。かなりの努力をして初めて達成できる目標を自分で立て、目標達成に向けてひたすら努力し、目標を達成すれば喜びを感じる。喜びを感じれば自発的により高い目標を設定するから成長する。自分で立てた目標達成と、親・上司があてがった目標達成では喜びの程度が違う。私は時々ゼミ生にこれを説明する。

2013年度の私の3年ゼミ生が、自ら立てた目標を達成したので紹介する。

 ゼミ生の特許法等の理解が不十分と感じたので、国家資格「知財検定2級(知的財産管理技能検定2級)」の過去問(問題は実務で重要なものばかり)を用いて2013年秋90分×8回教えたところ、ゼミ生5名(A~E君)が知財検定2級合格を自己目標とし、自宅でも勉強して4名が2013年11月に、1名が2014年3月に知財検定2級の学科と実技を同時受験し、4名が学科と実技に同時合格し、1名は実技にのみ合格した。学科と実技の両方合格で2級合格になり、片方合格のときは2年以内に残りに合格すればよい。統計では例えば2014年3月の知財検定2級合格率は学科28%、実技30%であるから、ゼミ生の合格率80%(=4名合格/5名受験)、科目合格率90%(=9科目合格/10科目受験)は驚異的。実務経験のない学生は1級の受験資格がないので2級が最高の資格。彼らは「歓喜」を味わい自信がついたようで、就職予定の4名は既に内定を得た。

 F君は弁理士志望のため知財検定は受験せず、寸暇を惜しんで弁理士試験の勉強をし、21歳で2014年度の弁理士試験の短答試験(一次試験)に合格した。 2年次に私のゼミ生だったG君も21歳で2014年度の短答試験に合格した。
 2014年度の弁理士試験の短答試験合格者550名のうち学生は全国で14名。そのうち2名が当ゼミ出身者。今年の最年少合格は20歳のため全国最年少合格は逃したが快挙である。2010年度にはゼミ生が短答試験に全国最年少合格している。
 各ゼミ生は自分で立てた目標を達成し喜びを感じたので、彼らは次のより高い目標に向かって成長するだろう。

ページの上部へ

大阪工業大学