社会インフラを支える情報システム

情報システム学科 
教授 山田 隆亮

山田 隆亮
2020.03.02
  • 図1. 社会インフラを支える情報システム

    図1. 社会インフラを支える情報システム

無人運転等の自動化技術の変革期にあって、交通、電力、金融、メディア、治安などの社会インフラは大きな転換を迎えつつあります。身近な問題を取り上げて、今後の社会インフラを支える情報システムを計画,開発,運用する技術について研究しています。

<背景>
社会基盤(インフラ)とは、電力、鉄道などの公共の設備やサービスをいいます。教育や医療なども広義に社会インフラと呼ぶことがあります。経済成長が著しい発展途上国では社会インフラ整備への投資が活発です。経済成長が進んだ先進国では老朽化する設備の維持管理に大規模な予算を割り当てます。また、設備等の効率的な計画活用、維持管理には情報技術(IT)が欠かせず、社会インフラを支える情報システムの役割が年々重要化しています。そして、無人運転等の自動化技術の変革期にあって、社会インフラもまた数十年に一度と言われる大きな転換を迎えつつあります。

<問題意識>
産業革命以降の歴史の中では、機械とヒトの競争ではヒトの連敗が目立ちます。ヒトは機械と競うのではなく、機械と共存する方法を見つけてきました。はたして、街中の車が自動運転になって低空を飛び交うなど、映画で見たような未来社会は成立するでしょうか。

<研究アプローチ>
私達の日常生活は多様な社会インフラに支えられています。インフラの直接の語源はインフラストラクチャ、下部構造です。その対語は上部構造(スーパーストラクチャ)です。上部を構成する要素の動的な振舞いとして、私達の日常生活があります。その活動系列(生活系列)は、鉄道、電力などを横断的に利用して成り立っています。この横断的な利用に伴う新しい設備や体制をもし長期的に社会で共用するなら、次世代の社会インフラとして早く整備すべきでしょう。横断的な共用部分をクロスインフラと呼んでみます。例えば、低空を車が飛び交う未来社会では、都市の多様な設備を共用するクロスインフラの方が主役となるかもしれません。次世代の社会インフラはクロスインフラ指向になると考えています。
生活系列から見る社会インフラには課題が満載な状況です。身近な問題を取り上げて、今後の社会インフラを支える情報システムを計画,開発,運用する技術について研究しています。研究室を見に来てください。

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