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工学部

機械工学科 振動・音響研究室


自動車振動騒音寄与分離技術イメージ
自動車などの乗り物や、家電機器などのように、エンジンやモーター等の動力源を持つ製品には、振動や騒音が伴います。この振動騒音は、製品寿命を短くするだけではなく、使用する人や、周りで生活する人々に不快な影響を及ぼします。そこで本研究室では、この不快な振動騒音を改善し、心地よい住環境を実現することを目的に、振動騒音に関わる研究を進めています。また、振動騒音の低減には一般的に製品質量や価格の上昇を伴うことが多く、効果的に振動、騒音を低減する技術が必要になります。そのために、我々は振動騒音を悪化させている部位を容易に追究する技術や人間が特に不快に感じる振動、騒音の種類を調査する研究などを行なっています。


自動車振動騒音寄与分離技術イメージ

主な研究テーマ

  • 自動車振動騒音寄与分離技術に関する研究
  • 自動車音質評価法に関する研究
  • 家電機器の振動騒音改善に関する研究
  • 農業機械の振動低減に関する研究
  • 自転車運動性能評価に関する研究

指導教員

吉田 準史 教授 (ヨシダ ジュンジ)

専門分野

  • 振動工学
  • 機械力学
  • 音響工学
  • 感性工学

教員メッセージ

本研究室では、自動車や家電製品など皆さんの身の回りにある商品を対象に、大学2年や3年で学ぶ「機械力学」や「振動工学」の知識を駆使して、振動騒音の改善を図ります。研究では、理論的な検討に加えて、走行実験を行なったり、実際に振動、騒音改善のために機械加工を行なう等、理論と実験のどちらも経験できます。また様々な企業の方々と共同で振動騒音改善に取り組んでいることから、大学にいながら企業での商品開発の一端を担うこともできます。

在学生メッセージ

私たちの身の回りには、自動車や家電製品など様々な機械があります。このような機械が動いている時に問題となるのが振動や騒音です。高校生の皆さんは物理の授業で振動や音についての初歩的な内容を勉強してきたと思いますが、その知識だけでは、機械の複雑な振動や音の分析して改善することはできません。私たちは、大学で学んだ「振動工学」や「音響工学」という知識を利用して、機械の振動や騒音を改善するための研究を行なっています。

この研究がかなえる未来

本研究室では、振動騒音の改善を目指して、分析技術や評価技術の開発を行なっています。開発した技術は、企業との共同研究の場合は、学生自ら開発した技術が、直接に商品に反映されることになります。また、研究成果を国内外の学会で発表することで、公知の技術として多くの商品開発の場面で使用されることにもなります。例えば自動車の場合、燃費性能や価格競争力の悪化を極力少なく、人間が不快に感じる振動、騒音を改善することが可能になります。

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