研究室
国と国との関係を規律する国際法を研究しています。
ゼミにおいては、国際法の観点から、国際的な知的財産法秩序のあり方を検討課題としています。具体的な検討課題は年度により変わりますが、EU、TPP、経済連携協定における知的財産問題、伝統的知識・遺伝資源、国際的な技術移転に関わる国際法問題などをテーマとしてきました。
国際的な知的財産法秩序は国ごとに異なる知的財産法を前提として、手続面や情報共有を中心に可能な範囲で調和を図っていますが、実体面では必ずしも統一されているわけではありません。さまざまな価値の対立が現れています。
それゆえ、知的財産の観点から国際的なルールの形成過程や適用解釈を検討することは決して簡単ではありませんが、「そもそも」の問題、たとえば、「知的財産とは何か」、「法とは何か」、「国はなぜ存在するのか」という根本的な問題を考えるきっかけにもなります。
松井 章浩 准教授 (マツイ アキヒロ)
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