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教育内容

》概要

 機械工学は“ものづくり”のための技術発展に貢献することを命題としており,機械技術者は実体験として“ものづくり”を知らなければなりません.そのために,本学1ー3学年度に機械工作実習および機械工学実験を授業科目にバランスよく配置しています.さらに,“ものづくり”という現象を理解するための解析力を養うことも重要であり,数学,物理,力学,情報処理も同時に大学1,2学年度に授業を行っています.グローバル化に対応して語学力,コミュニケーション能力は必須であり,それらを高めるために,学部4年間を通し学生個々に合わせた地道な英語教育を行っています.以上の学力の基礎が構築された後,機械工学の専門科目を学び,同時にそれらの実践としてPBL授業を受講し,より高度な機械工学の知識・技術と実践力を養えるようにしています.
 学部4年生では、機械工学科所属の教員の研究室に配属され、卒業研究に取り組みます(予め3年次10月に仮配属されます).最先端の分野である,機械材料・加工,新素材,ターボ機械,エンジン,エコカー,無人飛行機,人工衛星,電気推進ロケット,二足歩行ロボットなどの開発研究に直接携わります.
 さらに大学院生になると,より高度な機械工学,数学・情報,語学などの講義を受け,深い知識と技術を習得するとともに,特別研究では“答えのない”世界最先端の課題に挑戦することになります.得られた研究成果を国内外の学会に発表し,プレゼンテーション能力,コミュニケーション能力を高めます.

》教育の特徴・内容

T.社会に直結する技術を実践的に身に付ける
 エンジン,工作・産業機械,宇宙ロケット,ターボ機械,知能ロボットなど,未来を創造する機械や装置の構造およびシステムに関する応用技術を身に付けます.講義と実践・演習をバランスよく配置し,生きた知識と技術を習得します.
           

U.学部4年間を実りあるものにするため2コース制で学ぶ
 JABEE(日本技術者教育認定機構)認定を受けた教育プログラムで学ぶ「発展コース」と本学科固有の教育プログラムに基づく「実践コース」を設けています.将来の目標に合わせて2年次にいずれかのコースを選択します.
           

V.工学的素養を身に付けるカリキュラム
 力学や数学を重点的に学習するとともに,早い時期から専門科目に触れ,機械工学に興味を持てるようにカリキュラムを編成しています.実験装置に実際に触れることで工学的素養を身に付けられるように配慮しています.
           

W.大学院にて,より高度な知識と技術を身に付ける
 複雑・多様化する機械工学の課題を解決する,行動力ある実践的な高度技術研究者を育成するために,カリキュラムを4分野に分け,それら科目がバランスよく配置され,また広範な工学の基礎,国際的コミュニケーションの基礎となる基礎・学際科目として高度な数値解析・応用数学,外国語特論などが設置されています.
     

X.大学院にて、最先端の特別研究に挑む
 指導教員の指示による特別研究では,機械工学における各研究分野に関する倫理感と研究能力の向上が図られます.研究を通じ,機械工学技術者として不可欠な,数学や物理などの自然科学と機械工学の概念設計・詳細設計・製作などに関する基礎的な知識と技術,問題解決能力,プレゼンテーション能力,コミュニケーション能力を身につけ,それらを実際に活用し,現象の分析・理解,対策の考察,革新的な機械システム構築あるいは性能評価・機能創生することのできる高度専門技術者及び研究者を育成します.さらに,国内外の学会等への研究発表を大いに奨励し問題点と解決策を探るよう指導されます.修士論文作成においては,特別研究の担当教員のみならず,他の教員も積極的に指導することができるような体制を確保しています.研究成果の発表の場として公聴会で発表し全教員から評価されます.

》学部4年間・大学院2年間の教育(6ヵ年一貫教育)の流れ

1−3年次: 豊富な実験・演習を通じて材料力学やCAD/CAMなどの理論を学び、理解を深めます
       設計・製作、材料力学・機械力学、熱・流体力学、計測・制御分野をバランスよく学びます。
 

4年次:学部の集大成として「卒業研究」に取り組みます.
  

大学院1,2年次:より高度な機械工学の知識と技術を学び,それら基礎と応用を駆使し,最先端の「特別研
         究」に取り組みます.国内外の学会にて研究成果を発表します.
 

高度な成果が得られた場合、学部4年次生であっても国内外の学会に積極的の参加し研究成果を発表しています。下記のグラフは社団法人 日本機械学会関西支部が毎年開催する卒業研究成果発表会のデータですが、大阪工大機械工学科学生の発表件数が非常に多いことがお分かり頂けるかと思います。

   

   

》カリキュラム

学部専門カリキュラム
専門基礎科目:微積分T・同演習,微積分U・同演習,線形代数学T,U,基礎情報処理T,U,物理実験,
       微分方程式T,U,応用数学T,U
共通科目:機械基礎ゼミナール,自動車工学,航空・宇宙工学,機械工作実習a, b,機械情報工学演習T,U,
     確率・統計,計算力学,キャリアデザインT,U,エンジニアリングプラクティスT,U,
     機械工学実験a, b ,工学倫理,工学コミュニケーション英語,インターンシップ
材料力学・機械力学関係:材料力学T,U,構造力学,固体力学,材料強度学,機械力学,振動工学
設計・製作関係:製図学,CAD/CAM概論,設計製図T,U,3次元CAD演習,機械製作法T,U,
        機械設計法,機械材料,生産システム,生産管理工学
熱・流体関係:熱力学,熱工学,内燃機関,流れ学,流体力学,流体機械
計測・制御関係:電気工学概論,計測工学,基礎電気回路,基礎制御工学,システム制御理論,ロボット工学,
        センシング工学,メカトロニクス

大学院専門科目カリキュラム[博士前期課程]
材料力学分野:固体力学特論,材料設計工学特論,機能材料工学特論,材料実験力学特論
設計・製作分野:成形工学特論,CAD/CAM特論,宇宙ロケット工学特論,航空工学特論
        最適システム設計特論,自動車工学特論
熱・流体分野:応用熱工学特論,数理流体工学特論,流体機械特論,伝熱工学特論,内燃機関特論
計測・制御分野:知能システム制御特論,振動工学特論,センシング工学特論,ロボット工学特論,
        機械知能システム特論
共通:特別講義 I,特別講義 II,文献研究特別研究

大学院専門科目カリキュラム[博士後期課程]
固体力学特殊研究,材料設計工学特殊研究,材料実験力学特殊研究,成形工学特殊研究,応用熱工学特殊研究,宇宙ロケット工学特殊研究,流体機械特殊研究,知能システム制御特殊研究,センシング工学特殊研究,精密工学特殊研究,航空工学特殊研究

》最先端技術を網羅したユニークな講義

 学部の授業として,「自動車工学」では自動車に関する基礎力学や最新のエコカーであるソーラーカー,電気自動車,燃料電池車の詳細,「内燃機関」では新しいクリーン燃料を用いた内燃機関エンジンの詳細,流体機械では究極の回転機械であるジェットエンジンやガスタービンの仕組みなどが講義されます.さらに「航空・宇宙工学」では,ロケットや航空機の飛行力学,人工衛星の軌道理論のほかに,小惑星探査機「はやぶさ」の開発秘話や将来の宇宙開発の動向など,世界的な開発競争,先端技術の現状とこれらの行方を機械科専門教員が熱い言葉で語ってくれます.「計算力学」では自動車,航空機,宇宙飛翔体を設計するためのコンピュータシミュレーション技術の基盤を伝授してくれます.「ロボット工学」では人にやさしいロボットについて講義があります.「機械情報工学演習」では高度情報化技術の基礎知識を得ることができるでしょう.カリキュラムは研究技術者として人間としてバランスよく知識と技術と心が備わるように組み立てられています.
   
 さらに大学院では,「機能材料工学特論」,「知能システム制御特論」,「航空工学特論」,「宇宙ロケット工学特論」など,さらに最先端の機械工学を学び,高度な基礎学力・知識・技術を身に付け,修士論文研究に臨みます.
  

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