大阪工業大学機械工学科では、人間生活の豊かさと自然環境を考慮し、広い視野と知識から時代を創るエンジニアを育成します。
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精密加工を行うための機械は高精度で運動する必要があります.本研究室では,工作機械の運動精度・振動・熱変形の測定,評価法を研究しています.また,高精度工作機械を実現するため,リニアモータやパラレルメカニズム(複数の動力伝達経路を持つロボット)などの新しい工作機械の制御方法・要素や構造の研究開発を行っています.

複合材料は2種類以上の素材で構成され,それぞれの材料の特性を生かすようにつくられた新材料として,現在,航空・宇宙・エネルギー分野のほか,私たちの生活のあらゆる面で不可欠な材料となっています.本研究室では,スペースプレーン(宇宙輸送船)などの超耐熱材料として注目されている傾斜機能材料やセンサ,アクチュエータの材料として期待されている圧電セラミックスを取り上げ,その設計・開発・評価を目的としたコンピュータシミュレーションを行っています.

ファジィ理論,ニューラルネットワークなどを応用し,人間の脳のように複雑な情報をすばやく処理できる知的コンピュータと,それらを音声で操作できるインターフェースの開発をめざしています.人間の脳の情報処理機能をモデルにしたコンピュータでさまざまなシミュレーションを行い,その成果を高度交通システムや産業用各種ロボットの高性能化などに応用していきます.

ガスタービン,圧縮機,ファンなどのターボ機械とその運転に伴って発生する流体現象の研究を行う研究室です.本研究室では低乱れ風洞と翼列風洞を設計,製作し,それを用いた流体現象の解明と流体機械の性能向上に関する実験と解析を行っています.また,ターボファンの低流量域の流動,流れが自動車などの物体に及ぼす影響,ディンプルの流れ場に関する研究も行っており,これらの流体現象の解明にも力を入れています.

日本の「はやぶさ」スペースクラフトに代表される,惑星・深宇宙探査ミッションが世界中で遂行,あるいは計画される今日,宇宙大航海時代の到来と言っても過言ではありません.航海の成功は,宇宙航行用高性能電気推進ロケットの開発にかかっています.本研究室は,先進宇宙推進工学に関する研究を中心に,各種の電気推進ロケットエンジンの開発研究,宇宙飛翔体環境シミュレーション,ユニークな小型人工衛星の設計製作・打ち上げ計画立案などを行い,近未来の宇宙開発に貢献します.
ここでは新素材,破壊,計測の3つのキーワードで表される研究を行っています.新素材関連ではセラミックスや金属間化合物などの高温材料の強度を調べています.また破壊現象の把握ではき裂開閉メカニズムの解明を中心課題として,疲労き裂進展問題の解明を目指しています.またこれらの現象解明のための新しい変形・ひずみ計測手法としてレーザスペックルによる方法やデジタル画像相関法などを用いた手法の開発を行っています.

地球環境やエネルギー問題が取り沙汰されているこんにち,製品の製造工程においても,その製品のあらゆる環境への負荷や再利用方法などを考慮に入れながら,より地球にやさしい技術を導入していかなければなりません.本研究室では新しい機能を持ったアルミニウム製品の製造プロセスやその省エネルギー化と低コスト化,リサイクルアルミニウム合金の材質の改善などについて研究しています.

ロボットの手には,握る力や滑りを感知させるための感覚器(センサ)が取り付けられており,その検出信号をもとにスムーズな動作を行うことができます.本研究室では人間が持つ触感覚機能を代行するセンサの研究を行っています.

コンピュータの高性能化に伴って,気象や地震の予測などといった地球規模レベルから物質の原子レベルに至る現象まで解析できるようになってきました.本研究室では,スケールの異なる物理現象の相関を考慮できる均質化法に基づいたマルチスケール有限要素解析手法,分子軌道法や分子動力学による原子・分子シミュレーション手法を開発して,新しい機能・優れた特性を備えた機能材料の開発を行っています.

ロケットの発射時には,空気と機体の摩擦により熱を発する現象が起こります.そのため,この現象による機械への影響を分析する必要があります.本研究室では,熱や流体,気体などを可視化して計測・評価し,熱流体が及ぼす影響を研究しています.また,その力を利用した機器への応用化についても研究しています.

核融合炉では,数十億度の超高温プラズマを閉じ込める構造材料として傾斜機能材料が,ロケットエンジンでは,ノズルスロート部として炭素繊維強化炭素複合材料が開発されています.どちらも数千度に対する超耐熱材料としての熱応答特性を評価するため,その熱物性情報が要求されています.本研究室では,そのような先進材料の熱物性を研究しています.

ら線管内に水が流れると,水に遠心力が作用し複雑な三次元の流れを描きます.この現象を利用してつくられているのが,ラジエーターやクーラーなどの熱交換器で,その管内の状況を把握することは機器の設計上重要です.本研究室では,流れが持つ特性を理学的に解析し,機器への応用化とその解析を行うための測定機器の開発を行っております.

人は様々な感覚情報を使って自身の筋骨格系を巧みに制御することができます.本研究室では,人の脳に備わっている学習・記憶・適応等の高度な機能を参考にして,ロボットの運動制御系の高知能化を実現する研究を行っております.これまでの制御工学,ロボット工学の基盤技術を駆使して,視覚機能をもつ二足歩行ロボットやロボットアームシステムを開発しています.また,人の運動制御系に内在する「ゆらぎ」の現象を解析することにより,ゆらぎがよりよい制御を生み出す源になり得ることを示し,ゆらぎをロボットの制御メカニズムに取り入れる研究にも力を入れています.

産業用ロボットとは異なり,人間の身の回りでロボットが活躍するためには,単に性能が高いだけでは十分ではありません.人間がロボットに対し,恐怖感や違和感を覚えないというような心理的な影響について配慮した設計も必要になります.そこで,本研究室ではロボットの「親和性」の向上に関する研究を主に行っています.その成果を活かし,日常生活支援ロボットの研究・開発をしています.また,ロボットを用いた「ものづくり教育」について力を入れています.
自動車乗車時の快適性を向上させるためには,振動・騒音の低減,改善が重要です.一方で現在の自動車開発は燃費性能向上の為の軽量化や開発期間の短期化など振動・騒音改善には相反する要求も高いことから,高効率な振動・騒音改善手法が望まれています.本研究室では,これらのニーズに合致した振動・騒音解析技術の検討を行なっています.また,振動・騒音を評価する,感じるのは人間であることから,人間の振動や音に対する知覚特性についての研究も進めています.