機械工学科の近況
社会人基礎力育成GPのご報告

平成28年度社会人基礎力育成グランプリ
ロボットプロジェクト担当教員 牛田 俊

 2017年2月に東京で行われた「社会人基礎力育成グランプリ全国決勝大会」において,モノラボロボットプロジェクトの学生3名と共に発表した内容をご報告します.社会人基礎力とは,経済産業省が企業へのヒアリング結果に基づいて,社会人として働く際に必要となる基礎的な力をまとめた「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」のことです.機械工学科では,エンジニアリングプラクティス(3年次),エンジニアリング探求演習(1年次),国際PBL(2〜3年次)といった,ものづくり科目を正課授業に導入し,社会人基礎力の育成を図っております.さらに,本学科の教員が深く関わっている各プロジェクト活動もまた,社会人基礎力育成に適した課外活動として位置づけております.
 NHKのTV放映で大工大の学生達の活躍をご覧になった方もおられると思いますが,2016年のNHK学生ロボコンでは,本学のチームは非接触給電を用いたユニークな発想によりアイデア賞とパナソニック特別賞をW受賞しました.しかし,そこに至る過程には,前年にチームワークが崩壊し大会出場すら逃すという学生達の苦難の道のりがありました.同じ失敗を繰り返さないために彼らがとった方策は,上級生と下級生のコンペ方式で2台のロボット製作し優れている方を選ぶというものでした.一見,戦力が分散する危険な方法に感じられますが,人員配置・予算配分・日程管理は考えに考え抜かれており,チーム内外で切磋琢磨し新しいアイデアにチャレンジする行動力が発揮され,今までにないチーム運営が功を奏する結果となりました.上・下級生間の厚い信頼関係の下,コンペ後は一つのチームとして団結し,より一層チームで働くことの大切さが身に沁みた様子でした.考え抜き前に踏み出しチームでものづくりをやり遂げた学生達の成長は目覚しく,正に社会人基礎力育成の場としてのプロジェクト活動の有効性を再認識した次第です.
 2016年12月の近畿大会では,審査員から高い評価を得て地区代表に選ばれました.翌年2月の全国決勝大会に向け,古川会長をはじめとする同窓会の皆様のご好意により,9名の同窓生の前でプレゼンを行う機会を設けて頂きました.経験豊富な皆様方から矢のような質問が飛び交い,たくさんの貴重な助言に大いに刺激を受け,発表内容は大幅にブラッシュアップされました.おかげさまで,全国決勝大会では,審査員特別賞と協賛企業特別賞を受賞し、企業関係者からは「ものづくりは決して技術力だけではないこと,失敗・悔しさをバネにして,工夫を繰り返して目標に辿り着いたことがよくわかりました.」「プロジェクトの活動や課題とその解決手法がよく整理できており,わかりやすい内容を楽しく聴かせて貰いました.とても素晴らしい.」という大変嬉しいコメントを頂きました.同窓会の皆様の応援が大きな力になりました.ロボプロ学生一同および担当教員を代表しこの場をお借りしまして,心よりお礼を申し上げたいと思います.
 今後とも機械工学科のPBL授業およびプロジェクト活動へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします.

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