ボールバーを使った運動精度測定
目的
ボールバーを用いて工作機械やロボットなどの精度測定を行う。
ボールバー測定装置は一般的には2次元平面内での円軌道の測定にしか用いられていない。しかし、 球面上の点に移動可能なので、3次元精度の測定ができないか検討する。
また、5軸制御工作機械や回転テーブルなどの回転軸の送り運動精度を測定するよい方法がないので、その開発を行う。


5軸MC上での円錐台ボールバー測定


最近の発表(ポスター展示・発表会前刷)
2013年 5軸機
2013年 旋盤
2014年 5軸機

使用機材
5軸制御工作機械 (NMV5000DCG)
ボールバー測定装置
変位センサ、タッチセンサ等

現在までの経過および、今後の予定
2003年までは3軸MCでの3次元的な精度を測定するための方法について検討した。 2002〜2003年に行った実験により、螺旋軌道は測定に向いていないが判明した。
また、回転テーブル単体での精度を測定するための3軸同期の測定方法を検討した。
2004年からはNAS979円錐台加工と互換性のあるボールバー測定について検討している。
2013年にはISO, JIS規格になった旋盤でのボールバー測定について検証を行った。


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