NCの各種制御における精度比較
目的
NC工作機械の制御方法として、サーボモータの回転角度を使うセミクローズドループと、テーブル位置を使うクローズドループ、 両者の中間であるハイブリッド制御がある。それら制御方式によってボールバー、KGMによる円運動精度測定結果がどのように 異なるかを見る。特に軸の運動方向反転時の突起(スティックモーション・象限突起)を補正する機能について注目する。
また、ISO230-2, 230-3に準拠した位置決め試験も行う。

最近の発表(ポスター展示・発表会前刷)
2016年

使用機材
5軸制御工作機械など
交差格子スケール(KGM)
別置形リニアスケール(VM182)
ボールバー測定装置

現在までの経過および、今後の予定
2003年はPCV40U-GCスケール信号の改造を行い、ハイブリッド制御が可能であることを確認した。
2004年は5軸制御機(GV−503/5AX)のスティックモーションの影響について実験した。
2016年は立て形フライス盤にてクローズドループ制御とセミクローズドループ制御の挙動を位置決め精度試験規格にのっとった方法で調査した。


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