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NEDO講座福島会場講義を実施しました

大阪工業大学はドローンをメインテーマにビッグパレットふくしま(福島県郡山市)でNEDO講座(福島会場)を開催し、社会人36人が参加しました。
5月12日午前は4F プレゼンテーションルームにおいて、デザイン思考、テクノロジー、MOT(技術経営)分野それぞれの有識者に講演いただきました。

NEDO講座福島会場講義を実施しました

ユーザードリブンイノベーションとデザイン思考大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部システムデザイン工学科 
横山 広充 講師

デンマークが取り組んでいるユーザードリブンイノベーションの観点からのデザイン思考に関する説明がありました。また、ロボットの社会実装が進まない大きな理由として、ユーザーのロボットという概念に対して、機能も含めて理解が不十分だからという重要な示唆もありました。
そして、デザイン思考のプロセスのプロトタイピングのフェーズでは、「非デザイナーがデザイナーに伝えるツール」であると強調。言葉や文字で表現する抽象的なアイデアをプロトタイプによって具体化する有用性を語っていただきました。

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ハイブリッドドローンの開発と普及TEAD ビジネス開拓本部長 古屋 誠一 氏
TEAD社が人材不足で悩む農家に貢献しようと農薬散布用ドローンを立ち上げた経緯を踏まえたハイブリッドドローン開発の解説がありました。
ドローンを構成する要素技術や制御技術に触れながら、飛行時間が15分程度であることや人がプロペラに近付くと危険であるなど、ドローンが抱える制約条件を説明されました。
また、ドローンの法令規制について平易な言葉で解説しながら、さまざまなサービスでの応用について参加者と活発な議論を交わしました。 講義の動画はこちら
システム思考と用途開発について早稲田大学 黒須 誠治 名誉教授
新製品を開発する方法としては、ニーズ視点とシーズ視点からのアプローチがありますが、近年はデザイン思考をベースとしたニーズ視点の考え方が注目されています。一方で、現実的に言えば、企業は自社が持っているシーズをシステムとして生かしたいと考えることから、シーズ視点での新製品開発は実現性が高いと言えます。シーズ視点で用途を考え、製品価値を高める手法に関して、信号待ちで座ることができて持ち手の負荷が低いことが特長の自身が開発したキャリーバックの事例を交えた、すぐに応用できる方法論の解説がありました。 講義の動画はこちら

北岡 和義

徳島大学 教養教育院 イノベーション教育分野 講師

徳島大学大学院医学研究科博士課程修了。徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部分子栄養学分野COE研究員、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部統合生理学分野COE研究員、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生理機能学分野助教を経て現在に至る。専門分野は環境生理学、体力医学、イノベーション教育学。

西應 浩司

大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部空間デザイン学科 准教授

京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士後期課程機能科学専攻修了。博士(学術)北海学園大学工学部建築学科准教授などを経て、2007年から現職。専門は都市計画、インテリアデザイン。

北村 浩

摂南大学経営学部経営情報学科 教授

IBM GBS(Global Business Services)出身。グローバル日本企業向けビジネスコンサルティング、コンプライアンスコンサルティングの推進。専門は、ITサービスデザイン、リーガルテクノロジー、事業デューデリジェンス。主な活動業界団体(スマートIoT推進フォーラム、ITS Japan、営業秘密保護推進研究会)。民間MOTスクールでのマネジメント職のスキル育成、中央官庁職員向け情報リスクマネジメント教育の委託事業。博士(政策科学)。

北垣 和彦

大阪工業大学ロボティクス&デザインセンター室長

パナソニックのロボット社長プロジェクトであったロボット事業化推進プロジェクトの事業企画責任者。社内ベンチャー企業の立ち上げ等も経験。NEDOロボット白書執筆メンバー等、ロボットに関する対外活動にも取り組み、2015年1月から大阪工業大学ロボティクス&デザインセンターを担当。

油井 毅

大阪工業大学ロボティクス&デザインセンター担当係長

ロボティクス&デザインセンター アカデミックアドミニストレータ。岩谷産業では民生用LPガスのエリアマーケティング、新規営業、M&Aなどを担当。常翔学園広報室を経て、2015年10月から現職。同志社大学大学院総合政策科学研究科技術・革新的経営専攻博士課程修了。博士(技術・革新的経営)。専門は製品・サービスの普及、イノベーション人材育成。

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