結果報告

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NEDO講座名古屋会場講義を実施しました

大阪工業大学はパーソナルモビリティをメインテーマにウィンクあいち(名古屋市)でNEDO講座(名古屋会場)を開催し、学生・社会人30人が参加しました。
12月8日午前は10F 1002室において、デザイン思考、テクノロジー、MOT(技術経営)分野それぞれの有識者に講演いただきました。

NEDO講座東京会場講義を実施しました

デザイン思考によるパーソナルモビリティのアイデア創出事例大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部システムデザイン工学科
横山 広充 講師

デザイン思考の概要について説明した後、大阪工業大学の学生が実施したパーソナルモビリティの研究事例として、奈良県奈良町の街並みとの融合、観光スタイルの提案、さらに、2015年7月から約6カ月かけて高齢者を対象に実施したWingletやアシストカート等の試乗体験による意識調査について紹介しました。また、スタンフォード大学流のデザイン思考のフェーズにあるプロトタイプは「非デザイナーがデザイナーに伝えるツールである」と持論を強調。言葉や文字でデザイナーに依頼するより、簡易で良いので具体化した状態で依頼する方が、ミスマッチが少ないというご自身のデザイナーとしての意見を述べました。

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パーソナルモビリティ事業化と要素技術についてトヨタ自動車株式会社 EV事業企画室
釜 剛史 主任
Wingletを会場に持ち込んでいただき、ご自身が試乗しながら、肩幅に近いサイズであるなどの他社製品との違いや人と衝突しそうな場合には小さな力で押し返すことができる等の技術的な特長を説明しました。そして、ショッピングモールや公道、大学のキャンパスで数人がWingletに乗車した際の歩行人との融合について動画で有意性を紹介。世界で最も有名なセグウェーでわずか10万台を超える程度の販売台数であることから、Winglet等の今後パーソナルモビリティを社会実装するための課題は安全性、必然性、普及性であることを主張されました。 講義の動画はこちら
ユーザードリブン開発、アジャイル開発について東京工業大学情報理工学院
森本 千佳子 特任准教授
スタートアップ企業が事業を失敗する理由として、市場の需要がないことが1位に挙げられ、製品・サービスの良し悪しは17位ぐらいに位置するためユーザー像を細かく設定することが重要であることを主張されました。そしてジョジョの奇妙な冒険の作者・荒木飛呂彦氏が実際に登場人物を設定する際に使用している項目も紹介しました。ユーザーは理解していることしか言葉にできないため、困りごとや要望事項を聞くには、「何が欲しいのか」ではなく、プロトタイプを見せてできれば実際に体験してもらうことが重要であると述べました。 講義の動画はこちら

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