Maemoto

Name: 前元 利彦 (Toshihiko Maemoto)

Major field:
Keywords:
Classes:






電子デバイス工学
オプトエレクトロニクス
電磁気学 III
開発プロセス基礎演習
電気電子システム実験 b
電気電子システムPBL (PBL on Electrical and Electronic Systems Engineering)
Message for students


Koyama

Name: 小山 政俊 (Masatoshi Koyama)

Major field: 半導体工学 (Semiconductor engineering)
Key fields:



III-V族化合物半導体 (III-V Compound Semiconductors)
酸化物半導体 (Oxide Semiconductor)
窒化物半導体デバイス(Nitride Semiconductor Devices)
半導体プロセス (Semiconductor process)
Classes:




電気電子材料 (Electric and Electronic Materials)
電気設計/CAD製図 (Designing of Electric Machinery /CAD)
キャリアデザイン (Carrier Design)
電気電子システムPBL (PBL on Electrical and Electronic Systems Engineering)

Keywords for education: 自由な発想の尊重,主体性の育成

Message for students
「半導体」、といいますと、皆さんどのようなイメージをお持ちでしょうか? 導電率が導体と絶縁体の間ぐらい…といったぼんやりとしたイメージをもっていたり、 電子回路の講義で最初に習うダイオードや、バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタを 思い出すのではないでしょうか。
半導体を用いた装置は数多あれど、1947年に発明されたトランジスタは、20世紀後半を 「エレクトロニクスの時代」と言わしめるエレクトロニクスの急速な発展を支えたキー デバイスであり、それらをその時代時代の微細加工極限まで微細化することで、コイン大の チップの上に途方もない数(前後賞合わせた年末ジャンボの金額より多い)のトランジスタが 搭載されて現代社会を支えるに至っています。その微細加工技術は、今日では原子数十個分の 長さを量産レベルでコントロールするに至っており、物理学、化学、電気電子工学の最先端技術 の粋と言って過言はないでしょう。
では、今世紀、21世紀は何の時代になるでしょうか?
エレクトロニクス目線で考えると、クラウド、IoT、人工知能(AI)、量子コンピューティング、…、と いったものが皆さんも思いつくのではないかと思います。そのため、これらを使いこなす ソフトウェアの重要性がより高まることは必至で、ソフトウェアの時代になると言う意見も おおく見られます。
そのような時代のなかで、我われ半導体工学者はそれらの根幹を支えるデバイスを、時代のニーズに 合った形で提供し続ける責務があると思っています。そのため、膨大な電力を喰うデータセンターの 省エネルギー化や、IoTを支える無線通信・無線給電・センシング技術を支える次世代の半導体 デバイスやそれらを実現するためのプロセスの研究・開発は、その重要性がより一層増していくでしょう。
また、スマートフォンや最先端の高機能電子機器がこんなに溢れかえっている昨今、いまできている 物に関しては技術的には殆どのことはわかっているのではないかと思われる学生さんもいるかも しれませが、佐々先生、石原先生のメッセージにもありますように、実際にそれらの機器の動作 原理や製造プロセスにおいては、原理原則が実際はよくわかっていないことが沢山あるのが現実です。
本研究室では、新しい材料・プロセスの観点から半導体工学に取り組み、よりよい社会を実現する 次世代デバイスやそのプロセスの研究を行ったり、既存技術で十分に明らかになっていない現象 について研究を行っています。
行っています、と言いたいところですが、今月(2017年4月)できたばかりで、うちの下の子 (1歳2ヶ月)よりも若い研究室です。ですので、半導体を材料からデバイスまで自分で作って評価 してみたい人、材料科学に興味がある人、授業で習ったMOSトランジスタが本当にあんな風に動く のか自分で確かめたい人、…、など、我こそはと意欲のある学生さん募集中です!