大阪工業大学大宮キャンパス中央食堂リフォームデザイン完成

2021.04.29

建築・都市デザイン工学専攻/建築学コースの大学院生がリフォームデザインした食堂が4月1日にリニューアルオープンしました。
本プロジェクトは、約40年前にデザインされたした旧中央食堂をリフォームデザインしてほしいとの大学の依頼に対し、大学院の授業である建築設計実習のPBLとして応えたものです。大学院生たちは利用状態を調査のうえ利用者の学生・教職員や食堂運営スタッフのみなさんにヒアリングを重ねました。それらのヒアリングと大学からの要望に沿って複数案を作成し、大学トップや食堂関係者へ3回のプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションの意見交換を重ねた上で、工費や材料などを含めたリフォームデザインを提案しました。
提案のポイントは、楽しく食事をするとともに、工科系大学のテクニカルで精緻な雰囲気をもちながら、授業後や夜にでもゆったりと勉強したり友と語らう場になるようにシックな雰囲気もあわせもつ設計にしました。また、食堂のネーミング変更も提案し、キャンパス横に広がる「城北ワンド群」*にあやかって、新食堂を「Meal Wand」と名称変更しました。Meal Wandの愛称とともに大工大の建学の精神である「世のため、人のため、社会のため」や大工大のコミュニケーションタグラインである「つくる、つたえる、まもる」を英字で壁面にあしらい、大学の誇りや使命をさりげなく感じるサインデザインを展開しました。
本プロジェクトに参加した川口龍世さん(大学院建築学コース1年)は「全体デザインから詳細設計、サイン計画、照明計画、家具選定まで幅広い検討は大変でした。またコストを念頭にリアルな設計をすることの難しさとやりがいも学びました。この場を利用する学生や教職員、地域のみなさんが居心地の良い時間を過ごし、大学生活の魅力が増す一助になれば嬉しいです」とコメントしてくれました。
現在はコロナ禍のため、アクリル板が設置され、会話がしにくい状況ですが、コロナ禍が終息すれば、食事の場であるとともにゼミの会合やクラブのミーティング会場など幅広い活用が期待されます。

 

全体カウンター

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東壁パース修正版_2のコピー
設計透視図(CGパース)

食堂展開図

設計展開図(空間の立面図)

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完成写真(主要面/西面)
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完成写真(利用シーン)

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完成写真(夕景)

プロジェクトのプロセスがわかるムービーを下記からご覧になれます

プロジェクト紹介動画

[指導教員]
建築・都市デザイン工学専攻/建築学コース・寺地洋之教授

 

*「ワンド」とは、川岸にある入江、よどみ、淵、など川の本流と繋がりながら緩やかに閉じている部分で「湾処」とも書く。魚類などの水生生物に安定した棲み処であり様々な植生が繁殖する場ともなっている。それぞれが小宇宙のような独自の生態系を保つのが特徴である。大阪を流れる淀川には45ものワンドがあるが、大阪工業大学の横にある「城北ワンド群」は淀川最長である。天然記念物の稀少種イタセンパラなども生息していることで有名で自然観察や釣りなどで市民に愛され親しまれている。