学科紹介

生命工学科の特徴

生命工学科の特徴は、工学以外に医学や生物学、農学などを専門として学位を取得した専任・特任教員が揃っていることです。生命科学・医工学・食品の幅広い分野の教育・研究を行うことができます。

そして、バイオテクノロジーに関する教育研究に加え、大阪工業大学の強みである90年を越える長い伝統に培われた「モノづくりの環境と心」をもとに、モノづくり教育にも重点をおいています。

大阪工業大学生命工学科では、生命科学と医工学の2つの履修モデルによって、工学・ものづくりの分野で活躍できる人材を育成します。

そしてこれらを生かした就職指導、大学院進学指導に力を入れています。

進路
医療機器業界、医薬品業界、食品業界、化学業界、化粧品業界、公的研究機関、教員、公務員、大学院進学 など
資格
食品衛生管理者、バイオ技術者、ME(医工学)技術者、中学校・高等学校教諭第一種免許(理科)、高等学校教諭第一種免許(工業) など

生命科学履修モデル

遺伝子・細胞・臓器などのライフサイエンスの知識をバイオ・健康・医療・食品などの分野へ応用する技術を学びます。
我が国の未来を支える・変える生命工学

生命科学系生命を知って生かす

生命を知り、製薬・遺伝子治療・食品・化粧品に関わる技術開発を目指します。

例えば
天然物質や微生物から新たな有効成分を発見・単離し、健康増進や機能回復につなげます。
細胞や身体が働く機構を調べ、病気の治療につなげます。

医工学履修モデル

材料・機械・電子などの理工学の知識をバイオ・健康・医療・食品などの分野へ応用する技術を学びます。
我が国の未来を支える・変える生命工学

医工学系生命のためのものづくり

生命を知り、再生医療・人工臓器・医療機器・健康器具の開発を目指します。

例えば
多能性幹細胞(iPS細胞など)を用いた治療の実現を支える技術を工学的に開発します。
生体由来物質を用いた新たなデバイスを開発します。

新たな培養技術・臓器形成技術・センシング技術など - 組織・臓器工学

入学者データ

生命工学科

年度 入学者数※ 留学生数(内数)* 女性の割合
2010 81 0 24%
2011 73 2 21%
2012 82 0 24%
2013 82 1 40%
2014 66 0 23%
2015 75 3 47%
2016 69 1 28%
2017 75 2 39%

※入学定員:65名

*留学生出身国:インドネシア、オーストラリア、サウジアラビア、中国(50音順)

大学院博士前期課程(生体医工学専攻生命工学コース)

年度 入学者数(内部進学以外)※ 留学生数(内数)* 女性の割合
2007 4(4) 0 0%
2008 3(3) 0 0%
2009 2(2) 0 0%
2010 13(2) 0 23%
2011 7(0) 0 29%
2012 5(0) 1 0%
2013 7(0) 1 14%
2014 14(0) 0 50%
2015 15(0) 0 20%
2016 9(1) 0 11%
2017 8(1) 0 13%

※入学定員:20名(ロボティクスコースを含む)

*留学生出身国:サウジアラビア、タイ(50音順)

大学院博士後期課程(生体医工学専攻生命工学コース)

年度 入学者数(内部進学以外)※ 留学生数(内数) 女性の割合
2006** 2(2) 0 0%
2007 0(0) 0 0%
2008 0(0) 0 0%
2009 0(0) 0 0%
2010 0(0) 0 0%
2011 0(0) 0 0%
2012 1(0) 0 0%
2013 1(0) 0 0%
2014 0(0) 0 0%
2015 2(1) 0 0%
2016 0(0) 0 0%
2017 1(0) 0 0%

※入学定員:4名(ロボティクスコースを含む)

**2007年度に学内他専攻から転専攻

沿革

年度 大学院 学部 出来事
2006   生体医工学科
  • 大阪工業大学の電気・機械系教員と外部から加えた教員で生体医工学科を新規開設し、バイオメディカルコース(6研究室)とロボティクスコース(7研究室)を設置
    バイオメディカルコースは以下の6研究室でスタート
    • 生物物理(吉浦教授)
    • 生体電子工学(宇戸准教授)
    • 生体システム(橋本教授)
    • 医工学(望月准教授)
    • バイオメカニクス(森田講師)
    • バイオマテリアル(欠員)
  • 森田講師が退任
2007 生体医工学専攻
  • 大学院生体医工学専攻を新規開設
  • バイオマテリアル研究室に藤里教授が着任
2009
  • 望月准教授が退任
2010 生体医工学専攻生命工学コース 生命工学科
  • 生体医工学科バイオメディカルコースを生命工学科、ロボティクスコースをロボット工学科として独立開設、生体医工学専攻は継続(コースとして分離)
    生体情報・分子生体機能学研究室を増設するとともに、バイオメカニクス研究室に代わりナノメディシン研究室を設置し、それぞれ松村教授・芦高教授・外波准教授が着任したことで以下の8研究室でスタート
    • 生体情報(松村教授)
    • 分子生体機能学(芦高教授)
    • 生物物理(吉浦教授)
    • 生体電子工学(宇戸准教授)
    • バイオマテリアル(藤里教授)
    • ナノメディシン(外波准教授)
    • 生体システム(橋本教授)
    • 医工学(欠員)
  • 生命工学科としてカリキュラムを策定
  • 橋本教授が退任
2011
  • 医工学研究室に代わり機能性食品研究室を設置し、川原教授が着任
2012
  • 生体システム研究室に代わり食品微生物学研究室を設置し、大島教授・大森講師が着任したことで以下の8研究室となる
  • カリキュラムを改定し、食品衛生管理者・食品衛生監視員養成施設として登録
2014
  • 工学部共通教育のカリキュラム改定に伴ってカリキュラムを改定
  • 工学部総合人間学系教室の健康体育研究室と連携し、卒業研究が可能に
2015
  • 有機・バイオエレクトロニクス研究室(生体電子工学研究室と共同運営)に金藤教授が着任
2016
  • 生物プロセス工学研究室を設置し、長森准教授が着任したことで計9研究室となる
  • 健康食品管理士認定校となり、受験資格の取得が可能に
2017 化学●環境●生命工学専攻生命工学コース
  • 大学院改組によって生体医工学専攻生命工学コースが化学・環境・生命工学専攻生命工学コースに移行
  • 宇戸准教授が教授に昇任