最近の学会発表リスト

 
タイトル 発表者 発表会議 年月日 発表形態
体表面心電分布計測用電極アレイによるEIT実験 小林 雅幸,原野 将大,宇戸 禎仁 平成26年電気学会全国大会 2014/03/20 口頭
水界面を有するネマチック液晶薄膜の SPR に関する研究 河合春華,宇戸禎仁,小川康宏、吉田浩之、尾崎雅則 平成26年電気学会全国大会 2014/03/20 口頭
培養筋肉に及ぼす強磁場の影響 伊賀 直輝 , アルムフテイ バヤーン , 宇戸禎仁 平成26年電気学会全国大会 2014/03/18 口頭
セルロース液晶可変色素子の電圧印加方法の検討 須川ひかる, 宇戸禎仁 平成26年電気学会全国大会 2014/03/18 口頭
吸着式体表面電極アレイの開発 原野将大, 小林雅幸, 宇戸禎仁 平成26年電気学会全国大会 2014/03/20 口頭
Study on culture muscle contraction inhibitory effect of Grayanotoxin Bayan Almofty, Kousuke Kida, Tadamasa Terai, Sadahito Uto 3rd Biotechnology World Congress 2014/02/12 ポスター
電気による生体の観察 宇戸禎仁 平成25年電気学会四国支部主催講演会 2013/10/22 口頭
ヒドロキシプロピルセルロースのディスプレイ応用 宇戸禎仁,須川ひかる,金原由惟 日本生物高分子学会2013年度大会 2013/10/20 口頭
グラヤノトキシンによる培養筋肉の電界誘起収縮運動の抑制 宇戸禎仁,アルムフティ バヤーン,井上恵美,寺井忠正 有機エレクトロニクス研究会 2013/10/11 口頭
小型電極アレイによるEIT実験 小林雅幸,原野将大,宇戸禎仁 生体医工学シンポジウム2013 2013/09/20 口頭、ポスター
グラヤノトキシンの培養筋肉収縮抑制効果に関する研究 アルムフティ バヤーン 井上 恵美  宇戸 禎仁 寺井 忠正 生体医工学シンポジウム2013 2013/09/20 口頭、ポスター
Orientation of Cultured Myotube on Rubbed Collagen Sadahito Uto, Minami Miki and Yuta Kuwata The 35th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBC’13) 2013/07/6 Poster
小型電極アレイによる低侵襲心電マッピング 小林雅幸,原野将大,宇戸禎仁 第288回 電気材料技術懇談会 『若手研究発表会』 2013/07/12 ポスター、口頭




研究内容を簡単に説明します

 
液晶  「液晶」と聞くと液晶テレビを連想する人が多いと思いますが、映像を表示する技術に「液晶」が使用されているテレビを「液晶テレビ」と呼んでいます。
 では「液晶」とは何かと言えば、「液体」や「結晶」と同じように物質の状態をあらわす名前の一つで、 液体の流動性と結晶の規則性を併せ持つ物質の状態を「液晶」と呼びます。
 多くの有機分子が液晶になることが分かっていますが、実は生物の体も液晶と深い関わりがあります。 この研究室ではテレビにも利用されているサーモトロピックと呼ばれる種類の液晶の他に、生物の体内に存在するリオトロピックと呼ばれる種類の液晶もディスプレイに利用しようと研究を行っています。 生分解性を持つ環境にやさしいディスプレイを目指しています。
 右の写真はヒドロキシプロピルセルロースです。反射による美しい色彩を持っています。
液晶の写真
培養筋肉  最近の生命科学の進歩は目覚ましく、なんと筋肉細胞を培養ディッシュで育てることができます。 もちろん筋肉細胞ですからディッシュ上で収縮運動をします。
 この研究室ではこの培養筋肉細胞の方向をきれいに並べる方法や収縮運動を制御する方法を開発しています。将来、培養筋肉を利用したセンサーやアクチュエーターが実用化されるかもしれません。
 右の写真は培養筋肉を位相差顕微鏡で撮影した写真です。細胞が一方向に並んでいるのがわかります。
筋肉の写真
体表面電位計測  筋肉が縮む時、体内には収縮活動に伴う微弱電流が流れます。 大量の血液を体に循環させるポンプの働きを持つ心臓は心筋とよばれる筋肉を規則正しく収縮させて血液を送り出していて、その収縮運動(鼓動)に伴う電流が体内に流れます。 この電流によって体の表面に発生する電圧の分布を測定し、心臓病の診断に役立てようという研究です。
 右の写真は測定した体表面電位分布です。この等電圧線から心臓の動きを診断します。
心電マップ
液体電子回路  脳にはたくさんの神経細胞からなる神経ネットワークが形成されていて、運動や思考などの複雑な情報処理を行っています。 このネットワークは体内のウェットな環境に構築されており、コンピュータ内部やインターネットなどの人工ネットワークが水を嫌うのとは対照的です. また,金属,半導体,光ファイバ等と違って,神経細胞は柔軟で伸び縮みが出来る点も異なっています.
 この研究は金属や半導体などの無機材料を使わず,電解液中の収縮性ポリマーチューブのみで電子回路を作製し伸び縮み可能な柔らかい電子機器を作ることを目指しています.
 右の写真は電解液チューブを用いた信号通信回路です.水中の透明な電解液チューブで各装置が通信を行っています.
電解液ケーブル
その他  近日アップ予定 謎植物