教員・研究室

教授

芦高 恵美子

専門分野生化学 / 分子生物学 / 神経科学

メッセージ

私は、「痛み」を分子から探ることに取り組んでいます。痛みは、生理的な警告反応としての急性の痛みと、 痛みそのものが病気となる慢性の痛みがあります。慢性の痛みは、遺伝子発現の変化、 細胞レベルの応答性の変化や神経回路レベルでの可塑性などのダイナミックな変化をもたらします。 多くの病気と関連し、痛みを抑えることは社会的な要請も高く、 また、分子、細胞、神経回路、個体レベルへと研究を積み上げていくことが可能な魅力的な研究領域と感じています。 さらに、工学的技術を駆使した微粒子を利用した生体結合分子の単離や、イメージング技術による細胞機能の測定は、 研究の発展に大きく寄与しています。まさに、生命科学と工学の融合の醍醐味を味わっています。

学位 博士(学術)
学位授与機関 京都工芸繊維大学
担当科目 生化学II / 生物実験 / 遺伝子工学 / 細胞・組織工学 / 分子生体機能学特論
居室 大宮東1号館3階
メールアドレス emiko.ashitaka
(メールアドレスは個人名の後に「@oit.ac.jp」をお付けください)

所属研究室

生命科学系 生命科学分野 分子生体機能学研究室

病気に伴う痛みなどの生体機能の分子メカニズムの解明と治療薬の開発を目指しています。痛みの制御分子の同定、遺伝子欠損技術による細胞や個体レベルにおける痛み制御分子の機能解析、発光や蛍光を用いたイメージング技術による細胞機能解析など を駆使して研究を行なっています。
卒業研究・修士研究テーマ

ペプチドを基軸とする疼痛制御メカニズムの解明と治療薬の開発、遺伝性結合組織疾患エーラス・ダンロス症候群の疼痛メカニズムの解明、痛みを制御するオーファンGPCRの探索、神経細胞のメカニカル刺激の受容メカニズム など

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