Maemoto

Name: 前元 利彦 (Toshihiko Maemoto)

Major field:
Keywords:
Classes:











電子デバイス工学(Principles of Electron Devices)
オプトエレクトロニクス(Opto-Electronics)
電磁気学 III(Electromagnetics III)
開発プロセス基礎演習(Basic Practice for Development Process)
電気電子システム実験 b (Experiment on Electrical and Electronic Systems Engineering b)
電気電子システムPBL (PBL on Electrical and Electronic Systems Engineering)
半導体エレクトロニクス特論(Special Course on Semiconductor Electronics)
材料・デバイス開発実務特論(Practical Course for Development Engineers in Materials Science,Advanced)
Message for students


Fujii

Name: 藤井 彰彦 (Akihiko Fujii)

Major field:
有機エレクトロニクス(Organic Electronics)
Key fields:



有機半導体(Organic Semiconductors)
π共役分子・高分子(π-Conjugated Molecules and Polymers)
有機電子デバイス(Organic Electronic Devices)
プリンテッドエレクトロニクス(Printed Electronics)
Classes:







電子回路工学I(Electronic Circuits I)
基礎電気計測(Fundamentals of Electrical Measurements)
電子物性論(Solid State Physics)
キャリアデザイン(Career Design)
電気電子システム実験 a (Experiment on Electrical and Electronic Systems Engineering a)
電気電子システムPBL (PBL on Electrical and Electronic Systems Engineering)

Keywords for education: 直観的アイディアからの創出, 論理的思考力の錬成

Message for students
研究室名にしている「有機エレクトロニクス」というのは、文字通り有機化合物がもつ 特異な電気的もしくは光学的機能性をエレクトロニクスに応用することを意味しています。 現在エレクトロニクス産業を支えるのはシリコンを中心とした無機系の半導体材料ですが、 有機化合物にも類似の性質を示す物質が多数あり、有機半導体と呼ばれています。普段あまり 馴染みがないように思うかもしれませんが、有機半導体研究の発端となる有機化合物は実は 身近なところにたくさんあります。例えば、植物の葉に含まれる葉緑素は太陽の光をたくさん 吸収しますし、昆虫のホタルは体内の有機化合物の作用により光を発します。人間が目で光を 感じるのも有機化合物の働きによるものです。そうした自然界に存在する物質の多くは エレクトロニクス研究にヒントを与え、これまでにない太陽電池や発光素子、光応答素子などの 開発につながっています。皆さんの家庭のテレビやスマホのディスプレイの多くは液晶や有機EL ですが、それぞれ有機化合物の光学的もしくは電気的性質を応用しており、有機エレクトロニクス 分野が創出した革新的技術といえます。
私もこれまで数多くの有機化合物を扱ってきました。次々生み出される新しい化合物は すべて個性的であり、実験をするたびに新しい発見があります。もちろんすべてがエレクトロニクス 応用できるわけではありませんし、失敗に終わることも多々ありますが、全く想定外で未知の結果が 出たときのワクワク感は真剣に向き合ってきたことに対するご褒美のように感じます。そのような 研究活動を学生時代から積み重ね今年(令和5年)で30年経ちましたが、この研究にはまだまだ 続きがあり終わりそうにありません。決して容易な実験とは限りませんし成果が出るまでに苦労する こともありますが、私がこれから経験するワクワク感を学生の皆さんにも共感し、共有してもらえれば この上ない喜びです。少しでも興味がわいたらいつでも尋ねに来てください。皆さんに会うのを楽しみに しています。


Koyama

Name: 小山 政俊 (Masatoshi Koyama)

Major field: 半導体工学 (Semiconductor engineering)
Key fields:





III-V族化合物半導体材料およびデバイス (III-V Compound Semiconductor Materials and Devices)
酸化物半導体材料およびデバイス (Oxide Semiconductor Materials and Devices)
窒化物半導体デバイス(Nitride Semiconductor Devices)
半導体プロセス (Semiconductor process)
Classes:











電気電子材料 (Electric and Electronic Materials)
電気数学(Mathematics for Electrical Engineering)
センサ工学(Sensor Engineering)
電気設計/CAD製図 イ組(Designing of Electric Machinery /CAD)
電気設計/CAD製図 ロ組(Designing of Electric Machinery /CAD)
キャリアデザイン(Carrier Design)
電気電子システムPBL (PBL on Electrical and Electronic Systems Engineering)
半導体エレクトロニクス特論(Special Course on Semiconductor Electronics)
材料・デバイス開発実務特論(Practical Course for Development Engineers in Materials Science,Advanced)

Keywords for education: 自由な発想の尊重,主体性の育成

Message for students
「半導体」、といいますと、皆さんどのようなイメージをお持ちでしょうか? 導電率が導体と絶縁体の間ぐらい…といったぼんやりとしたイメージをもっていたり、 電子回路の講義で最初に習うダイオードや、バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタを 思い出すのではないでしょうか。
半導体を用いた装置は数多あれど、1947年に発明されたトランジスタは、20世紀後半を 「エレクトロニクスの時代」と言わしめるエレクトロニクスの急速な発展を支えたキー デバイスであり、それらをその時代時代の微細加工極限まで微細化することで、コイン大の チップの上に途方もない数(前後賞合わせた年末ジャンボの金額より多い)のトランジスタが 搭載されて現代社会を支えるに至っています。その微細加工技術は、今日では原子数十個分の 長さを量産レベルでコントロールするに至っており、物理学、化学、電気電子工学の最先端技術 の粋と言って過言はないでしょう。
では、今世紀、21世紀は何の時代になるでしょうか?
エレクトロニクス目線で考えると、クラウド、IoT、人工知能(AI)、量子コンピューティング、…、と いったものが皆さんも思いつくのではないかと思います。そのため、これらを使いこなす ソフトウェアの重要性がより高まることは必至で、ソフトウェアの時代になると言う意見も おおく見られます。
そのような時代のなかで、我われ半導体工学者はそれらの根幹を支えるデバイスを、時代のニーズに 合った形で提供し続ける責務があると思っています。そのため、膨大な電力を喰うデータセンターの 省エネルギー化や、IoTを支える無線通信・無線給電・センシング技術を支える次世代の半導体 デバイスやそれらを実現するためのプロセスの研究・開発は、その重要性がより一層増していくでしょう。
また、スマートフォンや最先端の高機能電子機器がこんなに溢れかえっている昨今、いまできている 物に関しては技術的には殆どのことはわかっているのではないかと思われる学生さんもいるかも しれませが、佐々先生、石原先生のメッセージにもありますように、実際にそれらの機器の動作 原理や製造プロセスにおいては、原理原則が実際はよくわかっていないことが沢山あるのが現実です。
本研究室では、新しい材料・プロセスの観点から半導体工学に取り組み、よりよい社会を実現する 次世代デバイスやそのプロセスの研究を行ったり、既存技術で十分に明らかになっていない現象 について研究を行っています。
行っています、と言いたいところですが、今月(2017年4月)できたばかりで、うちの下の子 (1歳2ヶ月)よりも若い研究室です。ですので、半導体を材料からデバイスまで自分で作って評価 してみたい人、材料科学に興味がある人、授業で習ったMOSトランジスタが本当にあんな風に動く のか自分で確かめたい人、…、など、我こそはと意欲のある学生さん募集中です!