セミナーの趣旨

大阪工業大学知的財産研究科では、知財の学びの機会を広く学外に提供することにより、関西地方の知財関係者が自由に集えるプラットフォームを形成していきたいと考えています。このたびその一環として、無料の「関西知的財産セミナー」を梅田新キャンパスにおいて開催することといたしました。

この度、東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員シニアリサーチャーの二又俊文先生を招聘し、ライセンス交渉に関するプログラムを予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。

PDF版チラシ

概要

開催概要

テーマ 事業戦略実現のための交渉
〜知財ライセンス交渉をケース教材とするロールプレイ訓練
開催日 2019年9月6日(金)
開催時間 【開場・受付】15:30
【セミナー】16:00~20:00
場所 大阪工業大学 梅田キャンパス(OIT梅田タワー)2階 203・204セミナー室
(大阪市北区茶屋町1-45) →交通アクセス
申込方法 本ページのフォームをご利用ください。
定員 100名
申込締切 9月4日(水) ※満席になり次第、締め切ります。
受講料 無料

講演の概要

<背景>
IoT, AIなど新たな技術はこれまでとは異なるあらたな競争を激化させ、オープンイノベーション、IoT、コネクテットソサイエティなどの新産業トレンドをも超えるうねりを起こしている。取り巻く環境の変化は企業自身の変身と、企業同士の関係を変え、従来の企業の枠を超えるための「探索」活動の重要性が一層増してきた。「探索」活動を行うには、前提として事業戦略・経営戦略の準備は当然であるが、実際に進めていく際にはさまざまな交渉が不可欠となり、これまでの交渉スキルでは巨大な国際的な変化に対応することはできない。そのための必要な人材育成が急務となり、2014年から2016年にかけて特許庁「グローバル知財マネジメント人材育成推進事業」プロジェクトが実施され、講演者らを中心にケース教材集が完成した。

<特徴>
ケース教材は従来の教材である教科書とは全く異なり、実際の知的財産・標準化マネジメントの現場の様子が生々しく記載されており、教材をもとにチームディスカッションやロールプレイを行うことで、研修参加者は疑似経験することができる。効果として、正解のないテーマである最先端の知的財産マネジメントの知見や洞察するためのヒントや、実際の自社業務への応用の仕方などを体験的に習得できる(hands-on training)。交渉の授業は、大きく分けると次の4つの段階で行われる。(1)交渉論の講義、(2)参加者による模擬交渉、(3)参加者による模擬交渉結果を他のチームと共有、(4)講師からのフィードバックである。

<本年度の講義>
本年度は教材集のなかから、知財交渉の双璧のひとつ「ライセンス交渉」を扱う。各々技術開発を進めた日本と台湾の企業が特許侵害をめぐる対立にエスカレートしてゆくケースである。各チーム別の背景シナリオが配布される。チーム(3〜4名)内での事前討議、チーム対抗の模擬交渉を複数回行い、互いに異なる利害を調整する交渉をリアルに進めてゆく。交渉後チーム別の交渉レビューを全体で行い、各チームが互いに啓発しあう。最後に講師からのフィードバックが行われる。全体で4時間の実践講義となる。

講師のご紹介

【講 師】二又 俊文 氏

パナソニック社の海外事業に長らく携わり、ドイツ、シンガポールにも駐在後、2001年よりパナソニックモバイルコミュニケーション社知財交渉責任者(CLS)として海外知財交渉を多数遂行。2007 年~2012 年イタリア知財管理会社の日本法人社長。2013 年より東京大学政策ビジョン研究センター(現 未来ビジョン研究センター)客員研究員シニアリサーチャーとして現職にいたる。産官学の SEP(標準必須特許)研究会を主宰するほか、さまざまな知財関連人材育成プログラム(企業、大学)に講師として参画。特許庁グローバル人材育成プログラム委員及び運営講師。東大戦略タスクフォースリーダー育成コース講師(2015 年より)。シンガポー ル i2P Ventures(Singapore)相談役。三菱総合研究所客員研究員など。

お申し込み

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(例)大阪工業大学
部署・役職(Department/
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(例)知的財産研究科 教授
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ご連絡先(電話) (例)0669544163
お問合わせなど
(Inquiry if any)

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お問い合わせ

大阪工業大学 知的財産研究科 事務室

〒535-8585 大阪市旭区大宮5丁目16-1 1号館8階
E-mail:OIT.Pbu@josho.ac.jp
TEL:06-6954-4163
FAX:06-6954-4164