- セミナーの趣旨
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大阪工業大学知的財産研究科では、知財の学びの機会を広く学外に提供することにより、関西地方の知財関係者が自由に集えるプラットフォームを形成していきたいと考えています。このたびその一環として、無料の「関西知的財産セミナー」を開催することといたしました。
この度、東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員の二又俊文氏をお招きし、SEPと競争戦略について講演いただきます。セミナーは対面(大阪工業大学梅田キャンパス)、オンラインのハイブリッド形式で開催します。 皆さまの振るってのご参加をお待ちしております。
- 概要
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開催概要
テーマ 変容する国際知財戦略
〜SEP(標準必須特許)から垣間見える競争戦略を考える開催日 2024年11月26日(火) 開催時間 【開場・受付】18:00
【講演・質疑】18:30~20:00
場所 大阪工業大学 梅田キャンパス(OIT梅田タワー)2階 202セミナー室
(大阪市北区茶屋町1-45) →交通アクセス
*フォームによる参加受付後に、オンライン会議ID、資料配付方法をメールでお知らせします。申込方法 本ページのフォームをご利用ください。 定員 40名(梅田キャンパス)、200名(オンライン)
※講師との意見交換や質疑のため、会場での参加を推奨します。申込締切 2024年11月25日(月) 参加料 無料 講演の概要
AI、クラウド、データ、VX・VRなどさまざまな言葉が飛び交うテクノロジーの大変革、そしてとりまく国際環境や社会の激変のなかにあって日本企業の競争環境は大きく変化している。その変化を乗り切る力の源泉はイノベーションで、そのイノベーションの創出に知財は深く結びついている。しかし、日本において知財の価値はながらく低迷をしている。かつて知財立国というハイライトの時代もあったが結局新時代に脱皮できないまま、グローバルな厳しい競争環境に突入してしまっている。
生き残りのための短期的施策は繰り返されるものの、グローバルに静かに進む中長期的な戦略にはなかなか辿り着けていない。今回はとくに標準必須特許(SEP)戦略の上に構築する標準化戦略を考えてみる。人モノ金という経営資源は無尽蔵ではない、しかしスマートに考えられたコンパクトなSEP戦略・標準化戦略もあるのではなかろうか。ご参加の皆さんと考えてみたい。
主な内容
- 2000年から2010年 知財立国の時代
- 日本の知財のグローバルなポジションの変化
- 「デジタル小作人日本」(日経新聞)
- 日本における知財の価値
- 知財の価値を高めるさまざまなツール
- 知財ツールとしてのSEP
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競争から躍り出た企業たち
- 米国Qualcomm
- 中国Huawei、OPPO(追随者から先導者へ)
- 海外で起こっていること
- これからの競争に生き残る道の探索
講師のご紹介
二又 俊文 氏
東京大学未来ビジョン研究センター
客員研究員(シニア・リサーチャー)
<略歴>
1975年パナソニック社入社。ドイツ、シンガポール駐在後、2001年よりパナソニックモバイルコミュニケーション知財交渉責任者(CLS)として多数の海外ライセンス交渉・係争を遂行。
2005年〜2007年クアルコム独禁法違反事件国際企業6社共同提訴の代表幹事。
2007年~2012年イタリア知財パテントプール管理会社Sisvelの日本法人代表取締役。
2013年より東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員(シニアリサーチャー)として現職。
2013年経済産業省に設置され2016年に自主的研究会に改組したSEP研究会の座長として、SEPに関する国際動向を業界、官公庁、法曹関係者で議論する研究会活動を現在も主宰中。
2018年版、2021年版(改訂版)特許庁の標準必須特許のライセンス交渉に関する手引き検討会有識者委員。
総務省Beyond5G新経営戦略センター有識者会員。東京大学戦略タスクフォースリーダー養成コース講師、その他多数の知財交渉人材育成プログラム講師。三菱総合研究所シニアフェロー。海外知財イベントにSEP専門家として登壇(Singapore IP Week2022, Global IP Forum2023, IPBC Asia 2022/2023/2024, LESI Automotive 2024など多数)。英国IAM Strategy 300 Global Leaders 2024選出。
〔所属学会〕日本知財学会, LES(日本ライセンス協会)
- お申し込み
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- お問い合わせ
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大阪工業大学 知的財産研究科 事務室
〒535-8585 大阪市旭区大宮5丁目16-1 1号館8階
E-mail:OIT.Pbu@josho.ac.jp
TEL:06-6954-4163
FAX:06-6954-4164