化粧品業界のビジネスモデルと特許戦略

樹下 悠也

本論文は、日本の国内最大手である資生堂のビジネスモデル、それに関わる特許戦略を分析する。資生堂は、2012年からIT技術を駆使した新しいビジネスモデルを展開しており、関係する特許出願もなされている。また、同年からビジネス関連発明の特許出願数が増加傾向にある。ビジネスモデルとは何かという事を定義した上で、世界的シェア首位ロレアルを主に他の化粧品メーカーのIT技術に関わるビジネスモデル、またはそれらに関係する特許出願・動向を分析する。その結果を踏まえ、世界的シェア首位ロレアルに追いつき追い越すためのビジネスモデル・特許戦略を提案する。