パソコンの変革から見るブランドの形成

知的財産研究科修了生

 コモディティ化したパソコン市場において、日本企業のつくるパソコン製品のブランドを形成、維持するためにどのような対策を立てれば良いのか、東芝、シャープ、パナソニック、ソニー(VAIO)各社のパソコン製品の歴史やブランド、動向の分析をもとに考察を行った。ブランドとマーケティングの関係性を踏まえ、パソコン市場において、コモディティ化から抜け出し、再度巻き込まれないためのマーケティングが重要である。さらに、ターゲットや購買層の絞り込みのような「特化」したマーケティングが必要であり、それらが成功した上で、ブランド化が成り立ち、ブランドの価値を形成、維持できるという結論に至った。