肖像権の侵害防止に関する調査研究

知的財産研究科修了生

近年、SNSツールにより各個人がネット上に様々な情報を掲載できるようになている。その反面、暴露や特定等といった肖像権の侵害行為が見受けられる。肖像権の侵害行為に対し、SNS上において肖像権での問題解決が必要ではないかと考える。今日、肖像権は明確な法律根拠規定がなく、裁判所の判決を基に現在まで積み重なっている分野である。本研究ではプライバシー権とパブリシティ権が組み合わさっている肖像権の特徴を明確にしたうえで注目した裁判所の判決を調査・分析した。また今後、個人対個人の肖像権に関する判決が増加すると考え、肖像権の侵害を防ぐためにどのような方法が妥当であるか考察した。