垂直統合および水平分業を通したMEMS技術の知的財産・標準化戦略の実証的研究

小森 洋介

本研究において、次世代産業として期待されるMEMSを事例に、市場動向、特許出願動向、標準化動向などを多面的に調査し、「知的財産と標準化」、「垂直統合と水平分業」、「ニーズ・シーズ」、「マーケティング」、「産学連携」の視点から私案を示した。
今後、産業として花開くためには、ニーズに対応できるデバイスの開発が課題であり、MEMS技術+αの視点、つまり、ビジネスモデルに沿った事前のテーマの選定が重要であると判断し、明確な基準が定まっていない現状を打開するためにも、「知的財産と標準化」および「垂直統合と水平分業」に重きを置いて、今後、政府、企業、研究機関がどのように対応すべきかについての提言を示した。