レーザービームプリンタの特許出願分析 -先行開発者と後発開発者の技術比較-

平沼 洋一

事務機器であるレーザービームプリンタ(LBP)は、多くの改良技術を寄せ集めた蓄積型技術であり、膨大な特許が存在する。その特許を分析することで、製品の発展と衰退や、製品の基幹技術を知ることが可能となる。本研究では、蓄積型技術の典型例である、LBPの特許出願分析を行い、過去の中心技術と、今後重要になると考えられる技術分野を明らかにしている。そして、LBP技術の先行開発者と、後発開発者の特許出願戦略の相違点を明らかにし、考察している。