著作権の間接侵害についての利用主体性の判断指標 〜クラウドサービスへの適応可能性〜

榊原 智洋

著作権間接侵害の利用主体性の判断について、これまでの最高裁判決等で示された「カラオケ法理」などの司法での判断を整理し、さらに「判断の手順」、および「判断の基準」を示した。これによって、インターネットを用いたクラウドサービス提供者の間接侵害の成立可否をクラウドサービス類型毎に明確にし、これからのクラウドサービス利用の可能性を検討した。