宇宙産業における知的財産権の利用の仕方

知的財産研究科修了生

世界の宇宙機器・宇宙利用の技術は円熟しつつあるとはいえ他の産業特にIT関係との結びつきにより今までにない価値を提供すべく欧米は国家主導から民需主導へ、中国など経済成長を迎えた国家は今までの遅れを取り戻すべく国家主導で、日本はその中間の状態にあり、国家主導と民間への移行のさなかにある。そのなかで日本はJAXAをはじめとした国家と民間がwin-winの関係を保ちつつ共同研究開発により宇宙産業を振興しようと考えている。それを踏まえたうえで共同研究の危険性及び知的財産権の保護及び利用について本論文では述べている。