発明の進歩性判断に関する全体像の把握について

阪部 正規

本研究は、審査・審判又は訴訟において、進歩性判断についてどのような観点で何を検討すべきかを全体的に把握することを目的とする。このため、本研究では、法の立法趣旨にはじまり、審査基準、主要な判決例、及び論点を広く整理している。判決例は、主に平成15年1月〜平成18年12月までの判決例を取り上げている。