「ライフサイエンス関連分野における大学発特許についての考察」

西脇 美奈子

国立大学の法人化以降、大学の出願数は増加している。だが果たして特許の質と量は大学の知名度に比例しているのか?意外な分野に強い大学があるのでは?との思いから「IPDL、PATOLIS-Web等のデータベースを使った大学発特許の調査」を研究テーマに選択した。まず特許明細書での「ライフサイエンス関連分野」はどの技術分野を指すのか、医学系大学と総合大学で頻出するFIを調査・比較して特定を試みた。また医学系大学(医科・歯科・薬科大学)の共同出願の状況について調べ、その共同研究の内容及び相手先について、新聞記事データベース「日経テレコン21」を用いて調査することで、大学発特許の可能性について考察した。