特許および商標出願動向からみた各社の商品戦略分析

山田 尚史

 本研究は、化粧品業界大手企業である資生堂、および花王の2社と新規参入企業である富士フイルムおよび味の素の計4社について、各社の特許戦略およびブランド戦略を調査・分析することを目的とした。
 そのために、本研究では各社の特許戦略およびブランド戦略を、書籍など一般情報から調査し提示した。さらに、各社の特許および商標の出願動向についての調査を行い、そのデータをもとに戦略の分析を行った。その後、調査した特許戦略およびブランド戦略と分析を行ったデータとを対比し解説を行った。
 その結果、調査した戦略と特許および商標出願動向のおおよその一致と、大手企業と新規参入企業との戦略の進め方についての各社の違いが明らかとなった。