美容家電の知財出願戦略 -ヘアドライヤーを中心に-

知的財産研究科修了生

ここ約10年間で美容家電は急速に進化し、女性の「美への追求」をアシストしている。市場規模は年々広がりを見せ、多種多様な製品が販売されている。特に、ヘアドライヤーは「髪を乾かす」だけでなく「髪のケア」や「地肌のケア」まで行うなど、急速に高機能化している。しかし、同様な機能を持つ製品が乱立しているのが現状である。このような状況下で、他社製品と差別化を図るために、各企業が行っている技術開発、知的財産活動の把握を試みた。具体的には、特許・意匠・商標出願の出願件数、および技術動向調査や新聞記事情報の収集・解析を行った。その結果、各社の独自技術を明らかにし、特許出願戦略の違いを捉えることができた。