知財戦略の産業間比較 〜IoT時代への備え〜

横亜桜衣

Iot(Internet of Things) は、インターネットを介してモノ・サービスづくりをより効率的にして価値を高めるので、ビジネス成功の鍵とみなされている。そのIoTの実用化に向けた産業ごとの取り組みをIPの出願状況等から探る。具体的には、Iotを構成する技術の出願数の増加傾向から、プロセッサが今後の重要な技術であることが確認できた。その際に自動車、電機、素材および医薬の産業間の出願数と売上高の関係において、業績の良い企業群は出願数の割に売上高が高い傾向にあることから、今後も効率的な出願等の研究開発投資が不可欠になると予想する。