人工知能の特許出願動向から読み解くこれからのモノづくり

知的財産研究科修了生

 人工知能技術の重要性は高まっており、今後のモノづくり(製造業)のあり方が問われている。しかし、「認識」の深層学習、「予測」の機械学習、「最適な行動を学習する」強化学習という人工知能関連技術の特許出願件数を日本とその他国別に比較したところ日本の遅れは顕著であり問題である。本研究では、日本全体のモノづくり発展の鍵となるエンジニアリング業界の東レエンジニアリング(株)に着目し、国内外の競合企業、特許出願状況や売上高などのデータを収集解析することで、エンジニアリング業界延いてはその他の業界を含めた日本のモノづくりの現状を明確化し、「今後の人工知能を活用したモノづくりのあり方及び知財戦略」を検討した。