掃除機におけるデザイン・マーケティング戦略

知的財産研究科修了生

 掃除機業界において、なぜ海外メーカーの新規参入が増えてきているのか、国内の家電メーカーのマーケティング力や知的財産権の効力が低下してきているのではないかという点について考察するとともに、海外メーカーが日本市場で成功している要因を研究し、国内の家電メーカーが今後海外メーカーを相手に競い合いシェアを獲得するための方策を提言する。海外メーカーは課題や消費者のニーズを熟考し販売力を伸ばしている。技術も大事ではあるが、国内メーカーは製品のデザインに特徴を出し製品技術の見える化、軽さの見える化に力を入れる必要がある。さらには、マーケティング戦略やプロモーションに強く力を入れてブランド構築が急がれる。ブランド構築後、維持するために意匠権、商標権を後半に取得し他社に追随を許さない戦略の立案と実行が必要である。