TV用LEDバックライト業界の事業戦略面、技術戦略面、知財戦略面に関する研究

藤田 翔太

本研究ではこれまで主流だったCCFLがLEDに切り替える際にどのようなきっかけがあったかを明らかにする。各社の事業面、技術面、知財面からの分析を行うために、会社概要、事業別売上高、特許分類コードと年度を掛け合わせた特許マップを企業ごとに作成し、比較した。研究の成果では、ライセンス契約や実施許諾、各メーカーの技術開発によって、技術の幅が広がり、バックライトが薄く、低コスト、低消費電力の液晶TVを製造できるようになり、LEDバックライトへ切り替わった。また、欧米の企業とライセンス契約を活発に行っており、契約には欧米の企業を利用するとともに特許係争を避けるためであることが明らかになった。