-
今年度、ワシントン大学ロースクールのCASRIP夏期集中コースに参加した院生リュウ・ウェイさんと西原愛美さんにお話を伺いました。
-
Q1:このプログラムに参加しようと思った動機についてお聞かせください。
西原さん:私はもともと海外で知財を使って働くことに興味があり、4年生の時にゼミの先生から本プログラムのことを紹介され、それが大学院進学の大きな動機にもなっていました。
リュウさん:知的財産の仕事はグローバルになるので主要な国の知財システムと法制度は知らないといけないと考え、欧米の知財システムを学べてアジアの人脈形成もできる本プログラムに応募しました。
Q2:参加した感想はいかがですか?
西原さん:授業についていくのが大変でした。スライドを読むのは大丈夫でしたが先生が話をするとき質問するのが大変で1日が終わるとへとへとになりました。
リュウさん:授業中に欧米からの参加者は積極的に質問しますが、アジアの出席者はあまり質問をしない傾向にあり、これは良くないと思いました。
Q3:TA (Teaching Assistant)は助けになりましたか? 日本人や中国人のTAはいましたか?
西原さん:日本人のTAは2名いたので理解の助けになりました。
リュウさん:米国生まれの台湾のTAがいましたがこの方は普段は英語を話す方でした。私たちは学生で実務経験がないため、法律の授業はついて行けますが実務の授業で専門用語などが出て来ると理解が大変でした。英語をもっとがんばらないといけないと思いました。あと、体調管理が大切だと思いました(後出の通りリュウさんは途中体調をくずして一部欠席しました)。
Q4:このプログラムに参加した経験は自分の将来にとってどのように生きると思いますか?
西原さん:参加してみてすごく良かったと思います。私は将来、留学を考えているので英語で授業を受ける経験ができたことと、実際に知財の実務をしている多くの方と知り合えたことが良かったと思います。リュウさん:知財は人のネットワークが重要という点で、今回のプログラムに参加したことで良いネットワーク作りができて良かったと思います。特に、日本の企業、事務所、特許庁の方と知り合うことができ、将来役に立つのではないかと思います。
Q5:オフタイムはどのように過ごしましたか?
二人:シアトルマリナーズの野球を見に行ったり、大学が運営する植物園、ダウンタウンでのショッピング、スターバックス1号店などに行ったりしました。
Q6:講義の中で印象に残っているものはありますか?
リュウさん:とにかく欧米からの参加学生がアクティブに発言していて講義も盛り上がったのが印象的でした。そのような講義の雰囲気が良いと感じました。西原さん:日本で普段受けられない講義、例えば、ゲームの知的財産についての講義が興味深いと感じました。
Q7:残念だったことはありますか?
二人:最初の支払いに含まれていた食事用クレジットについては返還できないため、学内の食堂や売店などで利用せざるを得なかったのが残念でした。これらのところではあまりおいしいと思えるものがなかったためです。
リュウさん:私の場合、病気で2科目休んだのが残念でした。聞きたいと思っていたNPE関連の科目を聞けませんでした。
以上でインタビューを終わりました。二人とも総じてとても貴重な経験になったということでした。