夢雲設立の目的は、「学生にとって意義のある場所づくり」です。
ここに記した趣旨に賛同していただける方のご協力をお待ちしています。
夢雲の趣旨
夢雲は、陶芸技術を高めることを主眼に置いた場ではなく、学生の「体験の場」として運営されることを目的としています。
学生以外の方には、陶芸技術の向上の場としてではなく、学生たちと時間と空間を共有していただくことを求めています。
学生への指導・サポート、その他環境整備等の雑務に協力していただくという意味で、陶芸に関する技術を指導させていただきたいと考えています。
こうした場を開設した経緯
昨今の社会状況を見ると、憂うような事態が起きているように思います。
きれいなものや整ったもの、素早く出来上がるものが評価されやすく、チャレンジすることや
失敗することを怖がったり、ごまかして体裁を整えてやり過ごそうとしたり、完全でなければ許されないという思いこみを持ったりする傾向が、多くの人々に見られるように思います。
そんな風潮の中で、本学の学生たちには、在学中に少しでも自らのチャレンジや失敗を意味あるものとして経験してもらいたい。ごまかして体裁を整えるのではなく時間や労力をかけて
自分の思いを形にし、いびつなものや想像と違ったものができた結果を自分で受け止めてほしい。
悔しさを味わい、さらなる工夫を経て自分なりの意味ある作品を創り上げる経験をして欲しい。
そんな思いを持って、夢雲は立ち上げられました。
なぜ陶芸なのか
いびつなものや歪み、不完全さ、非対称という日本特有の価値観を体現しやすいのが陶芸です。
欠けても使え、使えば使うほど味が出るのも、陶器特有の美です。
そうした特徴を持った陶芸によって作品づくりをする中で、学生たちには自分なりの存在の仕方を
見つけてもらいたいと思っています。
学生以外の方々にはこの趣旨を十分に理解していただき、夢雲の活動に参加していただきたいと思います。
夢雲は広く協力スタッフを求めています。ご理解とご協力をよろしくお願い致します。
|