センターに米国からの短期留学生を受け入れ

2010年6月17日

米国からの短期留学生を受け入れ

 今年も,米国のNational Science Foundation (NSF) の補助を受け,ナノテク先進国である日本でナノテクの研究に取り組み,将来この分野で国際的に活躍できる研究者を育てることを目的としたNanoJapanプロジェクトの参加メンバーを短期留学生としてセンターに受け入れました.今年の留学生はMarcus Najera君で,現在は,米国Northwest Vista College大学(テキサス州サンアントニオ)の2年生です. NanoJapanの取り組みも5年目(最終年)を迎え,今年も多くの応募の中から16名が選ばれ,日本各地の大学でナノテクの研究を体験しています.本学での滞在期間は6月7日から8月3日までの予定です.
 今年の研究テーマは「ZnOナノロッドのバイオセンサー応用」という内容で,すでに電子顕微鏡や原子間力顕微鏡の経験を持つMaucus君は毎日研究に使用する機器の取り扱いを勉強しながら研究を進めています.今年も留学生の指導は,ハイテクプロジェクトの研究員である尾形先生を中心に,ナノ材研で卒業研究を行っている大学院生・学部生で行ってくれています(写真).
 日本語の勉強は,初めてでしたが,到着して間もないミーティングでも,日本語での自己紹介を行い,研究室のゼミにも毎回参加しています.火曜日・金曜日には日本語Ⅰ(こちらも,原田先生には5年間お世話になっています.この場を借りてお礼申し上げます.)の授業も受講中.研究以外にもいろいろな体験に積極的で夢雲での陶芸も楽しんだようで,「もうひとつ作りたい.」と次作への意欲も盛んです.週末には国際交流センターのバディのメンバーにもお世話になる予定です.多くのことを感じ・学び,帰国してくれることを願っています.

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