2012年度スプリングサイエンスキャンプを実施

2013年3月27日

集合写真

 3月24日(日)から3月26日(火)にわたり,高校生のための先進的科学技術体験プログラム・スプリングサイエンスキャンプ2012をナノ材料マイクロデバイス研究センターで実施しました.このプログラムは科学技術振興機構の主催で毎年開催され,当センターがお引き受けするのは今年で5年目となります.先進的な研究テーマに取り組んでいる大学・研究機関・企業の研究所などを会場として,高校生が実験・実習を主体とした科学技術プログラムを体験することを目的としています.

 当センターで開催した「ナノテクを使ったカラフル太陽電池の作製」には全国から約40名の応募が集まり,その中から12名を選んで受け入れました.また,アドバイザーの先生や科学技術振興機構の方も参加されました.

 実習では,色素増感太陽電池とよばれる新しいタイプの太陽電池の作製をとおして原理や作製プロセスを体験し,ナノ構造がどのように利用されているか,作製方法や原料の違いがどのような違いをもたらすのかなどを学びました.また,これからのものづくりに要求される,エネルギー・環境問題との関わりについても勉強しました.

 最終日には実習の成果をまとめ,淀ビスタで成果発表会を行いましたが,それぞれが工夫をこらした素晴らしい発表を行ってくれました.最後は修了証の授与が行われ,3日間にわたるプログラムを終了しました.

 参加された生徒さんにとり,このプログラムが特別な経験となり将来への糧となること,また「理科離れ」の対策に多少なりとも役立つことを担当者一同,切に願っています.

 このプログラムの実施に当たっては,多くの学部生・大学院生の献身的な協力を頂きました.関係者各位に心より感謝致します.

実施風景 ( pdf:282.23KB )

集合写真 ( jpg:368.08KB )

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