センター利用の学生が講演奨励賞を受賞しました

2014年9月19日

受賞学生

受賞式の様子

副賞

ナノ材料マイクロデバイス研究センターで研究をしている大仲崇之君(工学研究科電気電子工学専攻 博士前期課程2年)が,応用物理学会から講演奨励賞を受賞する名誉に浴しました.心からお祝いを申し上げます.

応用物理学会は昭和35年に設立され,約2万3千人にのぼる企業や国公立研究所と大学の研究者が所属する,ハイテク日本を代表する世界的な学会の一つです.毎年春と秋に学術講演会が開催され,大仲君が受賞した2014年春の講演会(会場: 青山学院大学)には全国から6835名が参加しました.講演奨励賞は,応用物理学の発展に貢献する優秀な講演を行った33歳以下の若手研究者に贈られるもので,講演件数の1%以内と定められた受賞者のほとんどは国立研究所の若手研究員や国公立大学の助教ならびに博士後期課程の学生となっています(受賞者リストは応用物理学会のホームページに掲載).

受賞対象となった講演は筆頭著者(登壇者)の大仲君が,電気電子工学専攻 博士前期課程1年の池谷謙君,研究を指導する広藤裕一様,電気電子工学専攻の小池一歩准教授,前元利彦教授,佐々誠彦教授,矢野満明教授と連名で行ったもので,ガラス基板上へ透明な五酸化タンタル/酸化亜鉛積層膜をスパッタ成長し,それを血中の健康指標マーカーである免疫グロブリンGを検出するバイオセンサーへ応用した結果を発表しました(講演予稿).大仲君は本学電子情報通信工学科での卒業研究のときからこの研究テーマに取り組んでおり,「先輩の皆様が積み上げてきた研究成果を代表して受賞できたもので,実験を手伝ってくれた仲間に感謝するとともに,これからも一層の成果があげられるよう頑張ります」と話しています.なお大仲君には,今回の名誉を祝して,2014年秋に北海道大学で開催された応用物理学会学術講演会で記念講演の機会が与えられ,応用物理学会の会長から賞状と記念品が授与されました.

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