ナノ材研プロジェクト第5回研究会を実施しました

2017年1月13日

前元先生の挨拶

藤元先生の報告

小山先生の報告

1月13日(金),2016年度のナノ材研プロジェクト第5回研究会(学内)を実施しました.プロジェクトメンバーの一般教育科藤元先生,ナノ材料マイクロデバイス研究センター小山先生のお二人から以下の内容で発表していただきました.

藤元先生からは,「グラフェンにおける原子層薄膜やナノ粒子との接合」についてお話いただきました.化学気相成長法で合成した単層グラフェンと機能性ナノ粒子を組み合わせることで,高性能なガスセンサーやバイオセンサーへの応用が期待されること,二次元材料を用いたファンデルワールスヘテロ接合によってトンネル電界効果トランジスターを試作したところ,量子効果現象を観測したことについてご報告いただきました.

小山先生からは,「テラヘルツ波検出素子の開発」についてお話いただきました.分子線エピタキシー法で成膜したInAs/Al(Ga)Sbヘテロ構造を用いて,生体モニタリングに役立つテラヘルツ波の高感度検出を課題に掲げていること,ボウタイ型アンテナや非線形メサ構造を採用することで検出感度の向上を検討していること,についてをお話いただきました.また,低温プロセスによる酸化物半導体の結晶成長に着手したことについてご報告いただきました.

  1.日時  2017年1月13日(金)10:00~12:40
  2.場所  工学部 電子情報通信工学科 大学院講義室
  3.内容  1)研究成果報告2件(藤元先生,小山先生)
        2)予算執行状況と今後の予定
          (前元先生,小池先生)

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