電気電子工学専攻2年の寺田君が日本顕微鏡学会で「学生優秀演題」に選ばれました。

2017年12月13日

表彰状

発表の様子

電気電子工学専攻博士前期課程2年の寺田一真君が、このたび日本顕微鏡学会 第60回記念シンポジウムで「学生優秀演題」に選ばれました。学生優秀演題に選ばれた他の6人の所属大学はすべて国立大学でした。心よりお祝い申し上げます。日本顕微鏡学会は、電子顕微鏡を始めとする顕微技術の開発とその利活用を目的として発足以来68年の歴史を持つ権威ある学会です。

受賞は、平成29年12月1日(土)~2日(日)、宮崎市で開催された第60回日本顕微鏡学会シンポジウムにおける講演、「Three-dimensional Trajectory Simulation of Scattered Electrons in Scanning Electron Microscope Specimen Chamber.」に対するものです。

この講演は、寺田君が筆頭著者として口頭発表ならびにポスター発表し、共同研究者の萩原佳史君や研究を指導する電気電子工学専攻の小寺正敏教授と共著で、電子顕微鏡試料室内に存在する電位分布を考慮して、目に見えない電子の三次元軌道をシミュレーションによって調べた結果についてまとめたものです。従来知られていた信号となる電子のほとんどが意図せず散乱され生成されていたものであることを指摘した重要な論文発表で、その発表内容が高く評価されました。

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