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温度感覚

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工学部 生命工学科

松村 潔 (マツムラ キヨシ)

教授 医学博士

生理学、神経科学

脳による体温調節のしくみ:私たちの体温は無意識のうちに、ほぼ36度台に保たれています。これは脳のおかげなのです。そして、その破綻が熱中症や低体温症を引き起こします。

インフルエンザなどの感染によっておこる発熱のしくみ:発熱はさまざまな感染性疾患に共通する症状です。発熱には生体防御機能を高めるという意義があります。1990年代以降、発熱の仕組みがかなりわかってきました。感染時の発熱は免疫系から脳への信号伝達によって起こります。一方、感染していないのに発熱を伴う疾病があります。脳血管障害による発熱もその一つです。その仕組みも最近わかってきました。このような研究は、発熱をともなう疾病の診断や治療に役立ちます。

ヒトが温度を感じるしくみ:冷たい、温かい、熱いという温度感覚を、私たちはごく当たり前のように感じていますが、そのしくみにはまだわかっていないことが多く残されています。最近、少しずつそのしくみがわかってきました。

キーワード:発熱、体温調節、熱中症、低体温症、脳-免疫連関、温度感覚、体温調節中枢、褐色脂肪

【過去のコメント実績】
1997年2月15日 NHK教育 サイエンスアイ 「脳内物質」 発熱に関わる脳内物質
2008年5月11日 毎日新聞 科学欄 解明のカギは「発熱スイッチ」 長年のナゾ、脳と体温調節の関係

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