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【ネットワークデザイン学科・樫原茂准教授】地域間連携により消防隊員のドローン操縦者育成_オンラインで約60人を対象に実施

2020.07.17

  • ドローンに搭載したシステム ドローンに搭載したシステム
  • ドローンの訓練方法に対する提案 ドローンの訓練方法に対する提案

 大阪工業大学(学長:益山新樹)ネットワークデザイン学科の樫原茂准教授、奈良先端科学技術大学院大学総合情報基盤センターの辻井高浩グループ長、高知市消防局、株式会社ファーストパーソンは、消防防災活動における無人航空機(ドローン)の利活用を促進すべく、消防隊員を対象としたオンラインでの実践的なドローン操縦者育成に取り組みます。今後発生が懸念される南海トラフ地震などの大規模災害に備え、ドローンの利活用は必要不可欠であり、ドローン操縦者育成は急務となります。
 
本件のポイント


● オンラインによる地域(関西・四国)を越えた産学官連携
● 消防隊員のドローン操縦者の養成モデルの実践
● 一つの消防本部内において、60人のドローン操縦者養成は、先駆的な取り組み
 
内容

 消防防災活動の現場では、ドローンを消防資機材の一つとした本格的な利活用が強く期待されています。樫原准教授らの研究チームは、これまで総務省消防庁の「消防防災科学技術研究推進制度」のもと、ドローンにスマートフォンなどが発する無線LANやBluetoothの電波を検知するセンサーを搭載し、カメラ映像の解析技術と併わせて、要救助者を見つけ出すシステム開発を行ってきました。
 これらのシステムを含め、ドローンを実際の消防防災活動の中で実践的に活用するためには、システムの研究開発だけではなく、運用面に対する取り組みが不可欠です。現状では、各消防本部におけるドローンの操縦者育成に関する体制は確立されていません。また、各消防本部において取り組み方法を模索しているなど、操縦者育成に関しては黎明期以前の状態にあります。一方で、災害は人間の都合に合わせてはくれません。まずは、消防本部内でドローンを利用可能な隊員数を増やし、裾野を広げていくことが重要です。今回、高知市の2消防署をモデルケースとして、オンラインでの操縦者育成プログラムの取り組みを開始し、7月22日を含めた3日間で、消防隊員約60人を対象に座学を中心としたプログラムを実施します。今後、実技訓練も含めたドローン操縦者育成プログラムにも取り組んでいきます。
 
1.実施日時:2020年7月22日(水)13:30〜17:30
2.場  所:講師側  奈良先端科学技術大学院大学 マルチメディア提示室
       受講者側 2拠点(高知市北消防署・高知市中央消防署)
 
内容に関するお問い合わせ

大阪工業大学 情報科学部 ネットワークデザイン学科 准教授 樫原 茂
TEL:072-866-5359(不在の場合は広報室へ)
 
本件発信部署・取材のお申し込み先

学校法人常翔学園 広報室(担当:田中、上田)
TEL:06-6167-6208 携帯:090-3038-9887
 
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