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産官学連携・研究支援
研究ブランディング事業 第2回研究会を開催しました
2018年7月25日
- 小寺副学長の挨拶
- 小池教授の発表
- 棚橋教授の発表
・日時:2018年7月23日(月)13:00~14:40
・場所:大宮校地6号館4階 641教室
・内容:OIT-Pの取り組みについて(小寺副学長)、
研究成果の報告(小池教授、棚橋教授)、
今後の計画と連絡(前元教授、小池教授)
7月23日(月)に工学部・ロボティクス&デザイン工学部・知的財産学部の学部横断による研究ブランディング事業OIT-Pの2018年度第2回研究会を実施しました。
最初に小寺副学長よりメンバーに対して、9月20日午後の「OIT-P公開セミナー」への参加者登録の依頼と、20日、21日の「イノベーションデイズ2018」での研究展示について、高校生向け説明を含め改めて協力の要請がありました。その後、新しいメンバーの先生方より自己紹介を頂きました。
今回はOIT-Pの研究メンバーが増えてから初めての研究会で、小池教授と棚橋教授のご発表に対して、新しいメンバーから積極的な質疑応答が交わされました。
工学部電子情報通信工学科 小池 一歩 教授
はじめに、現在研究室で取り組んでいる酸化物半導体を用いたバイオセンサー、ガスセンサ-、抵抗可変型メモリー、超薄膜トランジスターに関する研究を紹介した。その中で、FETタイプのグルコースセンサーに焦点を絞って、研究の進捗状況を報告した。具体的には、拡張ゲートFETの表面に自己組織化単分子膜を形成し易いアミノシラン分子を採用したところ、酵素を強固に固定化できたこと、その結果、センサーの性能向上につながったことについて報告した。また、固定化酵素の種類を変えて尿素センサーを試作した結果についても報告した。
工学部応用化学科 棚橋 一郎 教授
最初に、企業の研究所や大学で取り組んできた材料やデバイス開発の経緯について説明した。また、研究開発が社会情勢の変化により大きく影響されてきたこと、および特許とビジネスの関係について触れた。続いて、現在研究している代表的なナノマテリアルのひとつである金属ナノ粒子のサイズ効果や光学特性について説明した。さらに、金属ナノ粒子の局在表面プラズモン共鳴(LSPR)による表面増強ラマン散乱(SERS)を原理とする微量成分分析用センサーの開発について説明した。特に、金属ナノ粒子の形状等がナノ粒子を形成する基板の表面構造に大きく依存し、センサー特性に影響することを報告した。
以上