学長挨拶

Greeting
avatar
学長

西村 泰志

ニシムラ ヤスシ

大阪工業大学は1922年に関西工学専修学校として創設され、まもなく創設100周年を迎えますが、「理論に裏付けられた現場で即戦力となる技術専門職業人を育成する」を建学の精神として掲げ、実学を通じて、世の中の技術革新に貢献しつづけて来たと自負しております。

20世紀前半に活躍したオーストリア・ハンガリー帝国生まれの経済学者であるヨーゼフ・シュンペーター博士は、イノベーションを新結合と捉えていました。今日では、社会的課題が複雑化しており、社会貢献を続けるためには、技術革新に加え、産学連携・地域連携による複合学術分野の融合による新結合による課題解決が求められています。

そこで大阪工業大学は、地域産業支援プラットフォーム(略称:OIT-P)を2017年度から立ち上げました。地域企業とのネットワークにより、本学の特色ある研究分野である「ナノ材料」「ロボティクス&デザイン」「知的財産」の力を結集し、「環境・健康モニタリング機器」「次世代家電システム」「生活支援ロボット」等における産学連携によるイノベーションの創出を目指して活動しております。

喜ばしい報告が御座います。大学見本市にあたる8月に開催されますイノベーションジャパン2018では主催者の科学技術振興機構により本学からは、合計13技術テーマが採択されました。13技術テーマの採択数は、参加大学中、第一位となりました。これ程、多くのテーマが採択されたことは、本学の研究内容が建学の精神の「実学」に根差した、世の中で「使える研究」であるとともに、イノベーションへの高い期待を持って頂いた事の証であると思われます。

大阪工業大学 イノベーションデイズ2018ではさらに、OIT-Pの活動に加え、約200以上に及ぶ本学の技術シーズを公開させて頂く、大阪工業大学 智と技術の見本市としての位置づけとなります。

ぜひ開催会場であります大阪工業大学 梅田キャンパスに足をお運び頂き、企業の方は産学連携による技術開発や新規事業のヒントに。地域の方は地域連携による地域振興のヒントに。そして高校生の皆様は課題研究や理系進学のヒントにして頂ければ幸いです。

皆様のお越しを心待ちにしております。