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「レスキューロボットコンテスト」で最優秀賞を受賞しました

2015.08.12

  • レスキュー工学大賞を受賞し喜びのメンバー レスキュー工学大賞を受賞し喜びのメンバー
  • レスキューダミーを救出する様子 レスキューダミーを救出する様子
  • カメラ画像だけを頼りに遠隔で操縦 カメラ画像だけを頼りに遠隔で操縦

 ロボットプロジェクトチーム「大工大エンジュニア」は8月8日、9日、神戸サンボーホール(神戸市中央区)で開催された「inrevium杯 第15回レスキューロボットコンテスト 競技会本選」で最優秀賞の「レスキュー工学大賞」を受賞しました。
 このコンテストは、大規模都市災害における救命救助活動をテーマにしたもので、防災や救命救助に関する知識を高め、次世代の研究者・技術者育成を目的に開催されています。競技は、ロボットの性能や救出方法に関するプレゼンテーションを2分間で行い、作戦会議を経て、大地震都市災害を模擬した実験フィールド内で、要救護者を模擬した3体の人形(レスキューダミー)を救出します。ロボット操縦は、コントロールルームからの遠隔操作。ロボットに搭載したカメラ映像だけを頼りに無線で操作するため、高い操縦技術やシステムの構築が求められます。
 同チームは8日のファーストミッションで14チーム中上位6チームに残り、9日のファイナルへ進みました。ファイナルでは、レスキューダミーを覆う倒壊した家屋を模した特殊がれきや、坂道・高台、凹凸のある道路などが用意されていましたが、制限12分の間にすべてのレスキューダミーを救出・搬送することに成功。また、実際の災害現場を想定した誘導表示や通行遮断機ロボットを登場させるなど、同コンテスト過去最多となる8台のロボットを駆使し審査員だけでなく観客も魅了しました。
 競技を振り返り、プロジェクトリーダーの韓勝成君(ロボット工学科3年)は「チームコンセプトである『いつでも、どこでも、誰でもベストパフォーマンス』を目指して、迅速かつ確実な救助を念頭に試技中も冷静に状況判断できました」と勝因を分析。「設計の段階から人に優しいロボットを追求してきました。学生時代のすべてをこの日にかけていたので、とてもうれしい」と声を弾ませるチームリーダーの髙西悟君(電気電子システム工学科3年)は、表彰式で感涙する場面が見られました。4年ぶりに王座奪還を果たした本学チームは、人に優しいロボット設計などが評価され、第11回競基弘賞と計測自動制御学会特別賞も受賞しました。
 大会の様子はこちらをご覧ください。