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ハードウェアコンテスト「GUGEN2018」で小林冬弥さんの作品が優秀賞を受賞しました

2018.12.07

  • プレゼンテーションで小児用電動義手の必要性を説明 プレゼンテーションで小児用電動義手の必要性を説明
  • 見事優秀賞を受賞した小林さん 見事優秀賞を受賞した小林さん

 12月2日、アクセンチュア・イノベーション・ハブ東京(東京都港区)で開催された日本最大級の自作ハードウェアコンテスト「GUGEN2018」で小林冬弥さん(ロボティクス&デザイン工学専攻博士前期課程1年)が開発した小型軽量の小児用電動義手が優秀賞に選ばれました。
 本コンテストは、「ユーザーの課題を解決する“未来のふつう”となるアイデア・製品を具現(GUGEN)化する」をテーマに実用性や商品性の高いアイデアを表彰しており、エンジニアの登竜門として位置づけられています。
 今回、小林さんが開発した小児用電動義手は“日常生活、学習、遊びの場面で必要に応じて道具として使う”というコンセプトに基づき、成人用の電動義手「Finch」をベースに開発。「従来の小児用電動義手をより小さく軽く低コストにする」という課題を3Dプリント部品と汎用部品を用いることで、総重量約270gという軽量さと5万円以下の低コストを実現し、審査員から高い評価を受けました。
 小林さんは「自分の研究やアイデアが評価され優秀賞を受賞することができ、とても嬉しいです。日本は欧米に比べて小児用義手の開発が遅れているという社会問題に対して学生の自分に何かできることはないかと考え、今回の義手を開発しました。将来はユーザーとの距離が近い製品を開発し、人の生活に寄り添うエンジニアを目指したいです」と受賞の喜びと将来の目標を聞かせてくれました。

<指導教員>
システムデザイン工学科・吉川雅博 准教授(アシスティブデバイス研究室)