鳥獣戯画に
ついて

誰もが一度は見たことがあるであろう、国宝・鳥獣戯画。
日本四大絵巻のひとつであるこの絵巻は、謎も多い。
絵巻物は物語のあらましなどを説明する「詞書ことばがき」が存在するのが一般的だが、鳥獣戯画にはそれが一切ない。
そのため、鳥獣たちが何をしているのか、いったい何のために描かれたのかは分かっていない。

 

国宝「鳥獣人物戯画」


所 蔵 : 高山寺(京都)
筆 者 : 高山寺の鳥羽僧正覚猷 他数名
制作年代 : 12世紀後半(平安後期)~13世紀前半(鎌倉前期)
巻 数 : 甲・乙・丙・丁巻の全4巻

鳥獣戯画は1巻だけではない?

鳥獣戯画は甲・乙・丙・丁巻からなる全4巻の絵巻物。
しかし、甲巻が本来は2巻本だったことが判明し、元々の鳥獣戯画は5巻あったという説が有力である。

鳥獣戯画に描かれているのは「鳥獣」だけではない

鳥獣戯画は全巻合わせると全長44メートルほどの長さになるが、お馴染みの兎と蛙の相撲や弓のシーンはほんの一部に過ぎない。
乙巻は擬人化された動物は一切出てこず、日本に生息する動物や異国の動物、空想の動物たちが描かれている。
丙巻は前半が人物戯画、後半が動物戯画となっており、丁巻は擬人化された動物は一切出てこない、人物主体の絵巻になっている。

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